フランス政府がツールの縮小開催を検討
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東京五輪はもはや延期ムード一色、延期確実といっていい空気ができているといって過言ではない。
IOCの最古参委員が、「五輪?延期や延期」と明言(産経:IOC最古参委員「延期が決まった」の発言を修正 東京五輪)したり、オーストラリアはすでに来夏開催と決めつけて選手に準備するよう通告していたり(昨日の記事:「オーストラリア「東京五輪は来年の夏。それに備えよ」)、チームIneosの若きエースのエガン・ベルナルが「延期でええやん」(今日の記事:「ベルナル「東京五輪は延期したほうがいい」)と行ったり、日本(政府・国民)の外で外野が勝手に言いたい放題。
若干、日本が舐められている気もしないではない。ワシだけ?ま、世界の状況が状況だけにしゃーないけど。
そんな中、ロードレース界で最も重要なイベントのツール・ド・フランスについては、ちょっとコンパクトにした感じで開催できるかどうかを、フランス政府とASOが協議中らしい。
情報源:Can the Tour de France be saved?
フランスのスポーツ省の大臣Roxana Maracineanuが、ラジオで語ったところによると、
“We are in contact with ASO,”
訳「政府はツール主催者ASOと協議中や」
“It is of paramount importance that these events can be held.”
訳「ツールなどの開催が最重要事項や」
この発言からすれば、フランス政府としてもツールの開催をなんとか実現させようとしていると考えられる。もし中止になれば莫大な損害になるからね。まぁだからといって新コロ助が拡大しても莫大な損害やけど。
そしてフランス紙Le Parisienの「Coronavirus : le Tour de France n’envisage pas le report」によると、今フランス政府とASOは1つの選択肢を検討中とのこと。それがコンパクト版ツール・ド・フランス。
上述のスポーツ省大臣Roxana Maracineanuは、今月初旬のパリ~ニースについても「Goサイン」を出した人物。最後のステージだけは省略されたけど。
そこでコンパクト版ツールがどうなるかと言うと、レース前のセレモニーとかキャラバン隊とかそういうお祭り的なイベントはやらずに、純粋にスポーツまたはレースとしての側面だけに専念したものになりそうとのこと。
もちろん、ファンと選手との交流もかなり制限されるやろね。ひょっとしたらパリ~ニースのようにステージの省略もあるかもしれない。
まだ何か具体的に決まったわけでも公式に発表があったわけでもないけど、フランスの新聞はこんな感じに伝えている。