ENVEから新カーボンホイールENVE45とENVE65が登場。Foundation Collectionから。
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みんな大好きカーボンホイールブランドといえばENVE。高品質だけでなくあの独特のロゴのグラフィックが憧れの的。そんなENVEより新作カーボンホイールのコレクションとして「Foundation Collection」が発表された。
同コレクションから今回はロードバイク用カーボンホールEVNE45とENVE65が登場した。
ENVE45とENVE65の性能・概要・スペック
まずはロードバイク用ホイールの製品PVをご覧あれ。
今回のFoundation Collectionからロードバイク用カーボンホイールとして登場したのはリムハイト45mmのENVE45と同65mmのENVE65。
ENVE公式サイトのリンク
もちろんともにメイドインUSAである。米国本国での生産。
性能とSESシリーズとの違い
今回のENVE45と65は、ENVEのロードバイク用ホイールとしては上から2番目の性能のホイールとなる。ShimanoのコンポでいえばUltegraみたいなもの。なお一番上はSESシリーズである。その最上位モデルSESと同じリム形状をしている。
単純にいえば、エアロ性能は最上位モデルの技術を継承していると言えるが、価格はSESより9万円以上安い。
もちろんそれには理由がある。それが以下の2点である。
第一に、SESは前後それぞれリムの形状・設計が異なる。前輪と後輪それぞれの役割(?)に最適化された設計となっている。しかし、今回のENVE45と65はそれぞれフロントホイールもリアホイールも同じ設計である。
第二に、製造工程の効率化と合理化。
この2点によりコストカットを実現している。
さてそのようなコストカットにも関わらず、ENVE45と65はなかなかのエアロ性能を誇っている。そのデータがこちらの画像。
このグラフの上から2番目の線がENVE45の、下から2番目の線がENVE65。その他は最上位モデルSESシリーズのものである。時速45kmで走行したときに、各種の風向き(ヨー角)でどれだけワット数が必要かが示されている。
ヨー角が増えるほど(風がより斜めから吹いてくるほど)、リムハイトの高いホイールのワット数が減っている。これはそういう状況ではリムハイトが高いほど、パワーを節約できるということ。ENVE65は2番目に優秀。ENVE45も特別悪いわけでなく、実際はプロでもない限り小さな差でしかない。だいたい時速48kmで走り続けるのか?
このようにENVE45も65もなかなかの性能を誇り、でもSESシリーズよりも安価ということでコストパフォーマンスに秀でたおすすめカーボンホイールとなっているのではないか。
スペックや特徴
簡単にスペックなどを書くと、
・重量はENVE45が1561g、ENVE65が1641g
・ともにチューブレスの28Cタイヤが履けるが、チューブレスの25Cに最適化されている
・ENVE45と65は、リムハイト以外は全部同じ設計。ともにリム内幅は21mm、外幅は28mm
・スポークは前後24本で共通
となる。
付け加えてENVE45と65の特徴の1つに、チューブレスタイヤのビードに関して「フックレス」設計となっている点がある。普通、チューブレスタイヤのホイールは、タイヤのビードがリムの内側にぴったりと食い込んでタイヤが外れにくくなるフックを作ってデザインされていることが多い。しかし今回のENVE45と65はフックレス。
そこで気になるのがタイヤが外れるんじゃないかということ。しかし、この懸念を払拭するためにENVEは公式に、推奨タイヤをリストにして公開している。次のリンクから見てほしい。
ENVE:フックレスホイールための推奨タイヤリスト
価格
価格はENVE45、そして65ともに1600ドル~。約17万3400円~となっている。