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ロードバイク用のハブやヘッドセットなどのパーツにおいて、美しい表面処理と多くのカラーオプションを備えた製品を展開する、アメリカンブランドがクリキンことクリスキング(Chris King)。
そんなクリスキングが、Campagnolo(以下カンパ)のハブの製造から撤退することになった。
情報源:Chris King ceases production of Campagnolo freehub bodies
その理由は2つある。1つは、様々な製品についてそれぞれに豊富なカラーやサイズの展開を揃えるのは、やはりそれらの製造という観点で負担が大きいこと。
そしてもう1つが、カンパ製品のシェアの低下と販売数の減少である。ようするに、そういった製造面でのコストを正当化できるだけの売上が得られない、今後もそれを得られる見込みもないということ。
コンポ業界で絶対的な支配者として君臨するシマノ、そしてまだまだシェアは少ないものの、革新的な技術の早期投入などトレンドを作り出す会社として存在意義を発揮しつつあるSRAM。
そんな2社とくらべると、シェアはごくごく微小でしかないカンパ。そんな同ブランドを支えるのユーザーの多くはもはや昔からのファンだけ・・・みたいな構造になっている。
今回の決定は、そんなカンパの現状を踏まえての経営判断となる。
なお、現時点ではこれまでクリスキングが販売してきたカンパのハブ製品のサポートは継続されるが、あくまで在庫としては保証用のパーツだけが維持されるだけになるもよう。
よって一般的に市販されるためのカンパのハブ製品の製造は行われなくなる。すなわち、ユーザーも今つかっているそれらを大切に使い続けるか、今のうちに買い占めるかを考えなくてはならない。