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自転車ブーム

なぜ今、アイルランドで熱い自転車ブームなのか?

アイルランドで自転車ブーム

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英国はグレートブリテンの東隣に位置するアイルランド。アイルランドといえば、やはり北アイルランド問題であろう。英国とは一触即発の危険な状態にあったこともある。世界史的にも近代政治史的にも有名な地域紛争である。



一方、ロードレースファンにとってアイルランドといえば、ダンマーことダン・マーティン、サム・ベネット、同国のレジェンドのショーン・ケリー、かつての世界王者ステファン・ロッシュ、そしてその息子ニコラス・ロッシュが思い浮かぶであろう。

そんな同国も新コロ助19に苦しむが、なんとこれまでにない自転車ブームが起きているもよう。

情報源:Ireland’s new cycling boom: “It’s like nothing I’ve seen in 40 years in business”

同国で45年間自転車ビジネスをやっている人間曰く、「45年間業界にいるけど、こんなに売れるなんて初めてや」とのこと。



自転車ブームの理由



同国ではもともとリーマンショックの2008年に一度自転車ブームが訪れていたが、新コロ助19による外出制限などでそのブームを超えるブームに沸いているもよう。

同国では自転車ショップはライフライン的な存在として、他業界よりも早く営業再開が認められた。また各ショップはオンライン通販も充実させてきた。

そんなオンライン通販での売上も激増。関係者曰く「あり得へん数字をたたき出しとる・・・」とのこと。

このブームを支える要因はいくつかあるが、まず1つはやはりスマートトレーナーなどの室内トレーニングマシンが飛ぶように売れていることが挙げられる。(過去記事:英国でアレの売上が10倍!?



次に、やはり「密」を避けるため電車などを使わず自転車通勤する労働者が増えたこと。大人が新しい自転車や新しいパーツを購入することが増えた。同時に、メンテナンスやオーバーホールの依頼も増えた。

加えて、子供にも新しい自転車を買い与え(買い替え)て、運動の機会を増やそうとしていることも挙げられる。子供が二人いれば、一気に2台の自転車が売れる。自転車が売れれば関連グッズや小物も売れる。グローブやウェア、そそしてヘルメットも売れる。ライトも鍵も売れる。

さらに自転車で走る環境の改善もある。10年以上前の自転車ブームとの違いはこれが大きいもよう。アイルランドも国を挙げて自転車道の整備、都市部を走る車の減少に取り組んできたが、それが今回味方した。子供も安心して走ることができる道が増えた。この点も重要な要素である。

さて、翻って我が国ジャパンはどうなのか?新コロ助19に関係なく、東京や大阪といった大都市の未来の設計図はどうなっているのか?行政は本気で取り組んでいるのか?

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