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新コロ助19の世界的拡大は労働者の雇い止め、解雇、失業をもたらしている。そんな事情はもちろんロードレース界へも波及。スポンサー企業の経営が悪化すればプロチームの運営も厳しくなる。もっとも簡単な経営合理化は人件費の削減。
このブログでもこれまでプロ選手のお金については何度も紹介してきた。たとえば、
・【2020年版】1位は誰?選手の年俸(給料)トップ20
・ロードレースのプロ選手の給料はいくら?ワールドツアーチームとプロコンチームの選手の最低年俸規定が変更
・チームMitchelton-Scottも給料カット。だが雇用は維持
・Lotto Soudalの選手が給与なしへ。ジルベール、ユアン、デゲンコルプが自主的に放棄。
・今年でチーム「CCC Team」消滅か。ついに新コロがワールドツアーチームの存続問題に波及。
といった記事である。
そんな中、下の情報源記事では年々上がり続けてきた選手の給与水準が10~15年前のレベルへと退行する可能性があるとの専門家の意見を紹介している。
情報源:Big drop in pro cycling salaries predicted, existing contracts renegotiated
UCIによって選手の最低給与が規程されているため、それ以下への減額は基本的には難しい。
しかし、情報源記事ではルーベンス大学のロードレース経済学の専門家の予想として、それでも全体的には平均として35%の減額となる可能性が示唆されている。結果、給与は、10~15年前の水準に戻るとの予想である。
もちろん一方的にチーム側が契約内容を変更というのは現実的には難しい。だが、今後のチーム存続を考えると既存の契約を見直して選手とチームの双方合意のうえで給料を見直すか、契約の更新時にそれを行うかなどの方法により、選手の給料削減を目指す動きが出てくるかもしれない。
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