今年サム・ベネットはジロを走らず、ヘント(Gent-Wevelgem)を狙う
サム・ベネットはツールとヘントへ
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去年までBora-hansgroheでピーター・サガンのチームメイトだったアイルランド人スプリンターのサム・ベネット。いろいろあって今年からワンデイレース最強チームのDeceuninck-QuickStepに念願の移籍を果たした。
そんなアイルランド人は、今年ジロ・デ・イタリアには出場せず、セミクラシックレースの通称ヘントことGent-Wevelgemを狙うもよう。
情報源:Sam Bennett to target Gent Wevelgem, will not ride Giro d’Italia
ただツール・ド・フランスには出場する予定なので、ツールではサガンとの元チームメイト対決がゴール前スプリントで見られることになる。これは熱い。
そもそもサム・ベネットが移籍を望んだのは、ピーター・サガンがBora-hansgroheの絶対的エースであるがゆえに、ツールではサガンのグリーンジャージ獲得が、そして石畳クラシックではサガンの優勝が最優先事項となるので、ベネット自身のツールでのスプリント勝負は叶えられないから。
さらにBoraには新世代のスプリンター、ドイツ人の26歳パスカル・アッカーマンが台頭。去年のジロでは見事にまマリア・チクラミーノ獲得という実績を作った。
サム・ベネット自身の去年はグランツール以外のレースでシーズン通して勝ちまくっていたが、そのようなチームの状況を考えると、このままでは大きなレースで活躍するチャンスがなくなると悲観するのも当然。いろいろ契約上のゴタゴタがあったものの移籍が叶った。