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ひょっとしたら今のDeceuninck-QuickStep(以下クイックステップ)が今のISRAEL START-UP NATION(以下イスラエル)だったかもしれない。
そんな可能性があったことを、Deceuninck-QuickStepのオーナーであるパトリック・ルフェーブル(Patrick Lefevere)が明かした。
情報源:Lefevere almost struck deal with Israel Start-Up Nation backers
Took the SWEET ( and sweaty) first steps toward restarting our #coronavirus derailed season: (Full video : https://t.co/LZeo9WYSoQ ) @VisitIsrael_ @FactorBikes @sciconsports pic.twitter.com/wmxK7odh5Q
— Israel Start-Up Nation / Israel Cycling Academy (@YallaIsraelSUN) May 21, 2020
イスラエルのオーナーはSylvan Adams。ユダヤ人でありカナダ人でもあり、そしてイスラエル人でもある。実業家にして億万長者。
このセレブが実質ほぼ一人でチームを支えているがゆえに、企業スポンサーの混成である通常のワールドツアープロチームよりも、新コロ助19禍の社会情勢でもかなり安定した財政基盤を有している。
今のコロナ不況下においてもイスラエルがなぜ他のチームよりも経済的に安全なのか。それについて彼自身が解説した記事をいずれ紹介しようと思っていたまま時が経ってしまった。
さて今回ルフェーブルが明かしたところによると、2018年にSylvan Adamsがクイックステップを買収しようとしていたもよう。そしてその契約はほぼ成立寸前まで話が進んでいたとのこと。
2018年当時、イスラエルは「 Israel Cycling Academy」というチーム名でプロコンチネンタルチームだった。Sylvan Adamsはそのチームをワールドツアーチームへ昇格させたかった。そのためには既存のワールドツアーチームを買ったほうが早い。
いちから創るよりすでにあるものを使ったほうが早い。ビジネスの世界でも同じ。自社で開発するより、技術力を持つ他社を買収したほうが早い。
そこでAdamsが目を付けたのが、万年金欠のクイックステップであった。当時もルフェーブルは新しいスポンサーを探していた。その当時は Quick-Step Floorsというチーム名だった。
ところが、そんな時ベルギーの会社Deceuninck社が新スポンサーへと手を挙げ、Sylvan Adamsとの話は消え去った。
その後、Sylvan AdamsはKatusha-Alpecinを買収してIsrael Cycling Academyと合併させることで、念願のワールドツアーチームのISRAEL START-UP NATIONを作りあげた。この騒動は記憶に新しいところ。