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ワールドツアーチームのFDJことÉquipe Cycliste Groupama-FDJのエース、ティボー・ピノ(Thibaut Pinot)が、今年ツール・ド・フランスとブエルタ・エスパーニャの2つのグランツールに参戦することが決定した。
このチーム公式Twitterを見て欲しい。
A un mois de ma reprise sur la @routeoccitanie, l'heure est venue de vous dévoiler mon programme !
— PINOT Thibaut (@ThibautPinot) June 30, 2020
Deux Grands Tours au menu : @letour & @lavuelta 🇫🇷🇪🇸
A bientôt 👋 pic.twitter.com/n6E3CfUL53
通常は伝統的にはダブルといえばジロとツールだが、最近はジロとブエルタでもダブルという表現が使われることも普及してきたと思われるのでダブルと表現しておく。
新コロ助19のせいでめちゃくちゃになったロードレースカレンダーだが、改訂版のカレンダーでは、
8/29~9/20:ツール・ド・フランス
10/20~11/8:ブエルタ・エスパーニャ
となっている。
両レースの間、ブエルタの直前にはジロ・デ・イタリアが入っているが、そちらには出場しない。
もともと改訂版カレンダーにおいては、世間から「今年はツールとブエルタのダブルが熱い!」みたいな風潮があったわけだが、まずは今回ピノが正式に名乗りを上げた感じとなった。
チームとしてツール・ド・フランスではピノの総合優勝のみに照準を合わせる。そんなピノを支えるのは、ダヴィド・ゴデュ(David Gaudu)、シュテファン・キュング(Stefan Küng)、 ルディ・モラール(Rudy Molard)、ヴァレンティン・マドアス(Valentin Madouas)らとなる予定。
そのため、スプリンターのアルノー・デマール(Arnaud Démare)はおそらくツールには選ばれない。代わりにデマールはジロ・デ・イタリアに参戦予定。ジロでは、ピーター・サガンらと対決する。
なお今後のピノのレース予定は、ツールまでは必要最低限度のレースしかしない計画である。できるかぎり余計な疲労やトラブルを抱えないため。
まずは8/1~8/4のLa Route d’Occitanieで、再びのレースへ。その後は8/12~8/16のドーフィネ(Critérium du Dauphiné)で最終調整だけして、そしてツール・ド・フランスとなる。
いくつかのワールドツアーチームが、レース再開に向けて各地でチームのトレーニングキャンプを実施しているが、まだFDJはそれをしていない。できる限り新コロ助の悪影響を避けるためか。
ただ、ピノは「チームの誰もが家で100%の状態までしっかりとトレーニングできる」と述べ、トレーニングキャンプがなかろうと別に問題ないとの見解を示す。