なぜ熱中症予防には塩飴より塩タブレットを選ぶべきなのか?夏のロードバイクと塩分補給。
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地球の温暖化のせいなのか、明らかに数十年前と比べると、夏が変化している。毎日の猛暑は当たり前。それどころか酷暑ですらもはや日常となりつつある。
そんな真夏のロードバイクの敵といえば、虫、突然のゲリラ豪雨、雷、そして熱中症である。熱中症もその程度如何では、生命に重大な危険を及ぼす。
そんな熱中症を予防・回避するためには、水分補給はもちろん塩分補給が重要であるのはもはや常識。
そこで近年大人気なのが、塩分を含有している塩飴や塩タブレット(錠剤)である。各社、味や成分にいろいろな工夫を凝らして販売している。
飲み物系のものは除いて、基本的には製品は「飴」と「タブレット(錠剤)」の2つに大きく分かれるわけだが、ワシとしてはタブレットがおすすめである。なぜ飴ではダメなのか?
目次
(1) なぜ塩「飴」がロードバイクに適さないのか?そのたった1つの理由
なぜ塩分補給には飴よりもタブレットのものがおすすめなのか?
それは、飴の場合は暑さで溶けてべとつくからである。個別包装されている袋に飴がへばりつくから。
ロードバイク乗りは、走りながら背中ポケットにほうりこんだ補給食を摂取する。袋から飴を取り出すとき、袋に飴がベタっとついていると飴を取り出しにくい。イラっとくる。ただでさえ暑さでムカついているのに。
また路上でいったん停まって飴を取り出す場合も、バイク乗りはせっかちである。限りなく立ち止まる時間を少なくしたい生き物である。ベタついた飴を袋から取り出すのに手間取ると非常にイラっとくる。手もべたつく。そんな手でバーテープを触ると・・・
というわけで、ロードバイクライドに持っていくならばタブレット(錠剤)系のものがオススメである。
(2) おすすめの塩タブレット:「森永 in タブレット塩レモン」vs 「カバヤ食品 塩分チャージタブレッツ 塩レモン」
ワシが好きで毎年買っているのが、次の2つである。
・森永製菓 inタブレット塩分プラス 80g×6袋(Amazon)
・カバヤ食品 塩分チャージタブレッツ 塩レモン 90g×6袋(Amazon)
どちらも甲乙つけがたい。味は両方とも好みである。レモンの爽やかなすっぱさが心地よい。CCレモンやレモネードの味である。ブログを書きながらシャブっている。しゃぶしゃぶ。
汗によって流れるミネラル類で有名どころは、カリウム、カルシウム、マグネシウムといったものがある。
そこで両者の栄養成分を簡単に比較すると、
森永(1粒:標準2.5g) | カバヤ(1粒:標準2.8g) | |
塩分量(1粒あたり) | 0.1g | 0.109 g |
カリウム(1粒あたり) | なし | 15.5 mg |
カルシウム(1粒あたり) | 2.9mg | なし |
炭水化物(糖質) | 2.1g | 2.56 g |
その他 | ビタミンB1:0.0078mg ビタミンB2:0.23mg ビタミンB6:0.0093mg ビタミンB12:0.011μg ビタミンC:0.48mg 葉酸:1.2μg | クエン酸相当量 186 mg |
森永のほうはカリウムが含まれていないが、かわりにカルシウムと各種ビタミンが含まれている。一方、カバヤのほうはカルシウムはないが、カリウムが含まれている点が大きな違い。
そのへんが気になるのならば、両方とも持っていけばいいだろう。
森永製菓 inタブレット塩分プラス 80g×6袋(Amazon)
カバヤ食品 塩分チャージタブレッツ 塩レモン 90g×6袋(Amazon)