【忖度?】クルマ業界に都合が悪い自転車の広告は禁止?
Share your love
今回は広告業界のお話。電動自転車(E-bike)のとある広告が、クルマ業界に都合が悪いから禁止されたというお話。いったいどういうことか?
情報源:E-bike advert banned as it ‘discredits entire car sector’
VanMoof
今回問題となった電動自転車の広告は、オランダのVanMoofという会社の広告である。
VanMoofといえば自転車ファンならばおなじみのあの近未来的なデザインでオシャレな街乗り自転車である。
ブタも1台欲しいと思っているが、お値段がけっこうする。日本では25万円~。
そんなVanMoofが新しい電動自転車を販売することになった。そしてそのために作成したPV(広告動画)が、クルマ業界に非常に都合の悪いものとなっているため、フランス当局がこれを規制。TVでこのCMを流すことを禁止した。
問題の広告動画
問題となった動画が下のもの。
クルマ社会に対してなかなか厳しい映像となっている。印象的な映像の部分をきりとってみた。
そしてこれらを象徴する1台のクルマが、最後はオリル(ガソリン)のように液状化し、ガソリンの中からVanMoofが創造されるという動画になっている。いろいろすごい。
この映像を、フランスで広告を管理する組織のAutorité de Régulaion Professionelle de la Publicité (ARPP)が問題視。
フランス当局「この映像は、自動車産業の信用を失墜させる」
(‘A`)?
フランス経済界に強い影響力をもつ自動車産業への忖度だろうか。仮に日本だとこれはどうなるだろう。やはりトヨタ様が不快感を示せば、永田町も霞が関も規制するだろうか。いや電通が忖度するか?