【速報】Mavicの新しい親会社が決定。フランスの投資グループBourrelierが買収へ。
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倒産の危機に瀕していたMavicは、裁判所によって日本でいうところの民事再生法(米国ならチャプター11相当)のような事業継続のための整理手続きにかけられ、Mavicを買収して新しいオーナーとなる企業の募集とその選定の手続きが進められていた。
しかし、ついに現地の裁判所によって、Mavicを買収する企業が決定された。その企業とは、フランスの投資グループのBourrelierである。
情報源:Mavic saved by French investment group
Can’t wait to roll again. D-60, the Tour is around the corner.@LeTour pic.twitter.com/C7pgOaLiYK
— Mavic (@Mavic) June 30, 2020
Mavicを買収したいと提案してきた企業は12社以上もあったもよう。その中には以前記事で書いたように、ベルナール・イノーが関与する団体も参加していた。
なぜBourrelier社が裁判所のお気に入りとなったか、他のライバルたちと決定的に違う点が何だったのか、その詳細はわからないが、情報源記事によると、Bourrelier社は、Mavicの従業員の約半分となる105人の雇用を維持することを約束すると提案していたもよう。マタ同時に、既存のMavic R&D部門の設備や事務所もいくつか維持することを提案していたもよう。
Instagram Live hosted by Sigma Sport – Wednesday 3rd June 8:30PM CEST@sigmasports pic.twitter.com/MPBsGmkcHo
— Mavic (@Mavic) June 3, 2020
Mavicがある地域の都市としても失業者はできるだけ少ないほうがいいし、事務所などが維持されれば、事務所の清掃業務、事務所へのなにかを配達する仕事、従業員が食事をする店など関連する様々な人々の商売にとっても朗報である。
こういった雇用や事務所の維持という点が裁判所から高く評価されたのかもしれない。
コレは朗報ですね!
しかも同胞の投資グループというのは嬉しい限りです。
やはりMavicのような伝統あるメーカーが、他国の企業の思惑で消滅するのは何とも遣る瀬無いですから。
本日?昨日?各所のメディアからも「買収決定」との報道がいっきに出てきたので間違いないブヒね。
買収後の新オーナーは、リムとホイールの開発・販売にリソースを集中させるとかの方針のもよう。
アパレルとかはOEM?WEB通販メインになる?とかかもブヒね。
“足元を固める“という意味でホイール+シューズはアリだと思いますが、アパレル展開はしないほうがいいでしょうねぇ。
品質は高そうなんだけど、値段も高い。
それにブランディングとして捉えると、大方の人にとってホイールがMavicじゃなければ選択肢には入らないでしょうし。
前もコメントしましたが、TIMEもいっしょになって、フレームとホイールが相互に親和性の高い商品開発に取り組んでほしいなぁと。