カンパニョーロから13速コンポEkar登場予定。グラベルバイク用1×13で9Tコグを装備。
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カンパニョーロ(Campagnolo)の13速化については、先日「カンパニョーロが13速化か。シャマルカーボンDBのフリーハブが伏線」という記事を書いた。
実はその記事を書いたのは、すでにそれよりも以前から13速コンポが登場する予定だとネットで言われていたからである。
そしてその通り、まもなくカンパニョーロから13速コンポが登場するのが確定となった。なぜなら、Wilierのサイトにそのコンポを使った完成車情報が掲載されたからである。ただし即座に消されたが。
情報源:Campagnolo to launch Ekar 13-speed gravel groupset
13速コンポEkar
① SHAMAL CARBON DISC BRAKEとの関係
カンパから登場予定の新コンポは、Ekarという名前となる。そしてグラベルロードバイク用のコンポである。上記WilierのグラベルロードバイクJenaのページに、その新コンポのデータが掲載されたことからもそれは理解できる。(→Wilier:Jenaページ)
13速コンポEkar登場の伏線は「カンパニョーロが13速化か。シャマルカーボンDBのフリーハブが伏線」でも書いた通り、ディスクブレーキ対応かつカーボンホイールとなったシャマルシリーズの新作ホイールSHAMAL CARBON DISC BRAKEである。
そのホイールではN3Wという新型のフリーハブボディが搭載される。これは既存のカンパのフリーハブボディよりも小型化されている。それは「さらなる多段化」のためだとブタは書いた。
そんなN3Wを搭載し、ディスクブレーキ仕様となり、あげく33mm以上のタイヤ幅にも対応するホイールであるがゆえに、明らかにグラベルロード用のホイールである。
ならそれに対応する新しいコンポが登場するのも必然だったか。
②Ekarの特徴
さて、そのEkarだがフロントシングルの「1×13」となるもよう。これも昨今のグラベルロードのトレンドの1つ。また、当たり前だがディスクブレーキ用のコンポとなる。そのローターはカンパのAFSの160mmとなるもよう。
そして情報源記事によると、次のようにWilierのページに書かれていたらしい。
Campagnolo Ergopower Ekar 13S shifters
Campagnolo Ekar brakes
Campagnolo Ekar 13S RD21-EK13 rear derailleur
Campagnolo Ekar 40-tooth FC21-EK13 chainset
Campagnolo Ekar 13S 9-42T CS21-EK1392 cassette
Campagnolo Ekar CN21-EK13 chain
注目して欲しいのは、「Campagnolo Ekar 13S 9-42T CS21-EK1392 cassette」の「9T」という箇所である。これまでのカンパニョーロにはない小さなコグ(ギア)である。
シマノのグラベルロード用コンポGRXでは、最小のコグが11T。一方、SRAMでは10Tである。今回いきなりカンパはそれを超えてきたわけである。それが可能となったのはやはりN3Wフリーハブボディの恩恵である。
気になるのは電動コンポを示す「EPS」という文字がないこと。とりあえず紐式で出してみて、その後電動化したEkar EPSを出すつもりなのだろうか。
詳細は公式発表を待つしかない。