なぜ今年のミラノ~サンレモは6人制なのか?
Share your love
今朝の記事では、今年のミラノ~サンレモのコースが大幅に変更となったと書いたが、今回もミラノ~サンレモのネタである。すなわち、今年の同レースは1チーム7人から6人へと1チームの選手数が減らされるもよう。
情報源:New calendars, six-rider teams at MSR, Burgos begins: Daily News Digest
1チームの人数を減少させる分、すでに決定しているワイルドカード枠のチーム以外に、追加で2つのイタリアのプロチームに対してワイルドカード枠を与えるもよう。
これにはおそらく、新コロ助19で停滞・危機に陥っているイタリアのプロチームの救済という側面があると思われる。レースがなければスポンサー企業をアピールする機会がない。そうなればスポンサーからすればタダで金を配っているのと同じことである。
そこでイタリア最大級のイベントで母国のチームにアピールの機会を与えようとしているのであろう。そしてもしそこで活躍するチームがあれば、来年度以降のスポンサー契約もまとまりやすいかもしれない。
おそらくそういった各種の配慮があっての判断だと思われる。あとはイタリアのビッグレースだけにイタリア人・イタリアチームが活躍すると盛り上がるからね。
なお現時点でワイルドカード枠として決定してるのは、
- ALPECIN – FENIX(ベルギー)
- CIRCUS – WANTY GOBERT(ベルギー)
- GAZPROM – RUSVELO(ロシア)
- ARKEA – SAMSIC(フランス)
- TOTAL DIRECT ENERGIE(フランス)
- VINI ZABÙ KTM(イタリア)
見ての通り、イタリアチームは1つしかない。そこでここに追加でイタリアチームを2つ入れようというわけである。
今年のミラノ~サンレモはコースが大幅に変更になるうえに、6人制。この2つの要素がこれまでの同レースの展開とは全く異なるレース展開を生み出すかもしれない。ある意味今年のミラノ~サンレモはかなり特殊で特別な記念すべきものとなるはず。これは見逃せないブヒ!