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2019年ツール・ド・フランスで突如レース中にバイクを降りてツールをリタイアしたロハン・デニス(Rohan Dennis)。その日から世界中で一体彼に何が起こったのかと騒動になった。
そして同年9/13にはチームとの契約を双方の話し合いのもと打ち切り。2年契約だったがその途中での契終了となった。
直後の世界選手権では、無所属となったため世界選手権ではメリダのバイクは使えない、加えてチームからのサポートは当然得られない状況だったにもかかわらず、最大の目標としていた個人タイムトライアルでは「謎のTTバイク」を使って見事優勝。連覇を飾った。
そんなロハン・デニスだが、かつてのチーム(バーレーン・メリダ)との紛争処理をUCIに依頼していたもよう。
情報源:UCI throw out Rohan Dennis’ case against Bahrain McLaren
ロハン・デニスとチームは一応双方合意のもと、本来なら2年契約だったものを途中で終了された。そしてそれ以降の給料は支払われなかった。しかし、デニス側その残額分について、「もともと2年契約で払うべきだった給料は決まっていたのだから、残額分も払え」と請求していたもよう。
しかしチーム側は当然そんなことを認めるわけもなく、UCIの調停委員会にその解決は委ねられた。新コロ助19の影響で、その審議はしばらく延期されていたが、今回UCIの同委員会はデニス側の訴えを退けた。
UCIのその裁定により問題は終局的に解決というわけではない。デニスとしては今後CAS(Court of Arbitration for Sport:スポーツ仲裁裁判所)に持ち込むことが可能。もしそうなれば、問題解決は長引くことになる。
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