ツールでは各チーム2名の感染者が出ればチームごと排除
ツール・ド・フランスにおけるコロナ対策
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ツール・ド・フランスは今月の8/29にスタートする。しかし、日本のマスメディアでも報道されているように、今ヨーロッパ、特にフランス、スペインなどはバカンスのせいか、感染者数が激増している。春の最悪時に近くなる勢いで、第二波到来の予感に戦々恐々という状況である。
そんな中で開催される世界的ビッグイベントを前に、ツール主催者側と参加プロチームとの間でコロナ対策について改めてミーティングが行われ、ツールの方針がチームと共有された。
情報源:Teams with two COVID-19 cases will be removed from Tour de France
チームから2名の感染者が出ればチームとして撤退
基本的にはUCIのコロナ対策ルールに準拠しつつも、ツール独自のルールもいくつか導入される。たとえば、チームの選手またはスタッフのうち合計2名が陽性と判断されれば、チーム全体としてツールから撤退しなければならない。もちろん1人の選手またはスタッフが陽性ならば、その人間はその時点で個人としてツールから退場となる。
チーム全体として退場させられるのは、チームから合計2名の人間の陽性が判明したときである。
毎日のチェックと余計な接触の回避
その他、ツールで導入されるいくつかの対策を列挙しておくと、
- レース前とレース後の両方で毎日健康チェック
- 休息日でも検査
- チームバス周辺には許可された人間以外は立入禁止
- 報道関係者エリアでも、ソーシャルディスタンス
- チーム関係者はレース中のフィードゾーンでもマスク着用
- 選手とファンとの交流は禁止
- 記者会見はオンライン
- 複数のチームが同一のホテルに滞在するときは、各チームごとに違う階(フロア)に宿泊
などいった方策が徹底されるもよう。