2021年モデルがまだ発表されていない有名ブランド
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いよいよ今週末からツール・ド・フランス。コロナにより開催が危ぶまれていた世界的ビッグイベントが無事に今年も開催される。
そしてツールといえば、別名、最新機材の展示会・発表会でもある。最新モデルのバイクや機材などがメディアによって撮影され拡散される。スポンサーにとってはわざわざ広告料払わなくても勝手に世界へ宣伝してくれる絶好の舞台である。
まだ2021年モデルを発表していないブランドも、ツール直前かその期間中におそらくいろいろ発表してくるであろう。
今回は、そんな2021年モデルをまだ発表していない有名・主要ブランドをまとめておく。特に、各ブランドの頂点にたつバイク、フラッグシップモデルをまだ発表していないブランドを書いておく。
Argon 18
このカナダのブランドは、去年まではワールドツアーチームのアスタナにバイクを提供していたが、今年からは同チームはWilierへ変更となっているため、現在はワールドツアーチームに機材を供給していない。
そのレース向けのフラッグシップバイクはGallium Proだが、これは2016年に発表されていないメジャーアップデートがなされないまま今に至る。
今秋には新デュラエースの発表も予定されているため、今年というタイミングで大きく刷新した新モデルの発表があってもおかしくない。
Bianchi
世界最古の自転車メーカーともいわれるBianchi。ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)やプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)は、リムブレーキで、しかもケーブル類が外に出ているようないわば旧型のバイクで絶好調である。
現行のOltre XR4はリムブレーキ版もディスクブレーキ版も両方が用意されているが、2017年に登場したモデルであり、去年あたりにディスクブレーキモデルが追加された程度のアップデートしかなされていない。
よって、ひょっとしたらもうBianchiもエアロロードバイクはディスクブレーキモデルだけにして、新型を投入してくるかも?その場合はOltre XR5か?
Cannondale
SuperSix(オールラウンダーモデル)とSystemSix(ガチエアロロードバイク)については最近すでに2021モデルが発表された。
残るは、そう、エンデュランスモデルのSynapse(シナプス)である。秋はロングライドが楽しいシーズン。それに合わせて発表くるか?
Canyon
見事に今年のオランダ選手権ロードレースでも王者となったマチュー・ファン・デル・プール。終盤に圧倒的な爆発力と独走力を発揮、ライバルだったJumbo-Vismaの選手らを置き去りにした。
そんなマチューが駆るのがCanyon。その2021年モデルとなるであろうバイクはまだ未発表。しかし、「2021 Canyonの新Aeroadがドーフィネで走っている?」で書いたように、エアロロードバイクの2021モデルであろうAeroadがすでにメディアによってとらえられている。
Colnago
ワールドツアーチームのUAE-TeamEmiratesが使うバイク。オールラウンダーモデルの名作C64が今も君臨し続けているが、そろそろC65(?)へアップデートされてもおかしくない。Colnagoは今でもリムブレ―キとディスクブレーキを選べるようになっているが、C65もそうなるのであろうか?それともディスクだけになるのであろうか?そして新モデルもカーボンフレームのラグ構造なのか?
DeRosa
長年ワールドツアーチームには供給していなかったが、今年からコフィディスが使用。とはいうもののかつてのロードレース界の御三家の1つも、今やすっかり影が薄くなってしまった。しかし弱虫ペダルの御堂筋くんによって一般人にも知られてしまった(?)ブランド。ハートマークが人気。
MerakとSK Pinifarinaについては最近発表があったが、最上位機種のKINGについてはまだ2021年モデルが登場していない。
Factor
Canyon Aeroadの「2021 Canyonの新Aeroadがドーフィネで走っている?」と同じように、おそらくそのフラッグシップモデルであろう、オールラウンダーエアロロードバイクの画像がファンによってSNSにUPされている。
そのバイクの名称はOstroではないかと言われている。UCIの承認フレームリストにはすでにOstroというモデルが掲載されている。
Ridley
同社エアロロードバイクのNoah Fastは2018年に登場した。そしてクライミングバイクのHeliumは2019年にすでにメジャーアップデートが完了している。
よって2021年モデルで刷新されるであろうモデルは、どちらかといえばNoah Fast?
Scott
Scottに乗るのはワールドツアーチームのMitchelton-Scott。同チームについてはスペインの非営利団体マヌエラ・フンダシオンが新スポンサーになろうとしたももの、現オーナーの理解が得られず白紙撤回となったのも記憶に新しいところ。
そしてつい先日、エースであるサイモン・イエーツのチーム残留も発表された。
この残留発表の記事でも書いたが、超一流エースが残留するのだからチームの未来、つまり財政面の不安はなくなったのかもしれない。
ならば、そんなおめでたいタイミングにあわせて、サイモン・イエーツが来年から乗るScottの新モデル発表というのも悪くない。
→【大混乱】Mitchelton-Scottのスポンサー変更は無理!?現オーナーが今もチーム所有権を保持と主張
→【速報】Mitchelton-ScottがManuela Fundaciónとの契約を解消。現体制が継続へ。
DE ROSAはコフィディス…
(ノ∀`)すっかり忘れてたブヒ。
コメ感謝!