昨日ついにFactorのOstro VAMが公開。ツールのプレゼンテーションでグライペルとダンマーが披露
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先日、記事にした英国のバイクブランドFactorの2021年モデルにして、完全な新作エアロロードバイク Ostro VAM。これまではまだブランド側やチーム側から正式なお披露目はなかったが、昨日のツール・ド・フランスのチームプレゼンテーションの場で、ついに公の場でその姿を現した。次のチームTwitterを見て欲しい。
Our International riders all admitted that this is a special moment : ”Being part of a ISRAELI team, making history in the @LeTour – is so exciting for ALL of us” said @DanMartin86. pic.twitter.com/DMEbd2wjsd
— Israel Start-Up Nation / Israel Cycling Academy (@YallaIsraelSUN) August 27, 2020
注目していただきたいのは、下のツイート。そのツイートの1枚目と3枚目の画像である。1枚目はダン・マーティン(Dan Martin)と彼が乗っているバイク、そして3枚目はアンドレ・グライペル(André Greipel)と彼のバイクである。まさにその二人が乗っているのが新作Ostro VAMである。
二人のバイクを次の3点に注目して見てほしい。すなわち、エアロ形状のシートポスト、トップチューブの「VAM」の文字、そしてロゴ以外は真っ黒なカラーリング、という3点である。これらの点で他の選手のバイクや既存のONEシリーズと見比べてほしい。明らかに二人のバイクが、それらとは別のデザインとなっているとわかると思う。
これまでのFactorのエアロロードバイクであるONEは、これまでプロトンの中でもかなり重い部類のディスクブレーキエアロロードバイクだった。というのも、チーム仕様のものは8kg弱の重量があった。
軽量さを追求するモデルとしては当然にO2 VAMがあり、それとの使い分けという点では明確なのでわかりやすいといえばわかりやすいが、それでもやはりできるだけ軽いほうがいいことは確か。それに昨今のトレンド、特に2021年モデル以降は「軽いエアロロードバイク」である。そこで、Factorが送り出すのが軽いエアロロードバイクのOstro VAMとなる。
さて、そんなOstro VAMはスプリンターであるグライペルが乗るのは当然。一方で、トップクライマーであるダンマーもそれに乗っていることを考えると、ダンマーも今後Ostro VAMに乗り続けるのであろうか。ならば、現行ONEよりもかなり軽くなっているのではないか?ただ、ガチ山岳ステージではFactorが誇る軽量バイクO2 VAMに乗り換えるとは思うが。
【過去記事】
フルームのFactorのバイクについて。リムかディスクか?
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