チームCCCはプロコンチームとして存続か?
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メインスポンサーのCCC社のスポンサー撤退にともない、今年限りで消滅する予定のワールドツアチームのCCC Team。
沈みゆく船からの脱出といえば言葉は悪いが、エースのグレッグ・ファン・アーベルマート(Greg Van Avermaet)はAG2Rへの移籍を決めている。その他にも移籍先を決めている選手がいる。
そんなCCC Teamだが、マネージャーのJim Ochowiczはチーム存続を賭けて、現在も新スポンサー探しに奔走している。そして、チームを存続させるために、より予算が少なくて済むUCIプロチーム(カテゴリー名としてのUCI ProTeams:ワールドツアーチームよりも1つ格下)となる可能性も排除していないもよう。
Jim Ochowiczは情報源記事で次のように述べている。
Maar ik voel me niet te beroerd om desnoods op een lager niveau opnieuw te beginnen
訳「ワールドツアーチームよりも下のレベルのチームとして再スタートを切るのもそれほど悪くないと思っている」
かつてJim Ochowiczは、アメリカのプロチームのセブンイレブン(7-Eleven)を結成し、そしてそのチームはモトローラ(Motorola)へ、さらにあのワールドツアーチームBMCへと発展させた経験を持っている。たとえ再び格下のチームとなってもそこからまたワールドツアーへ這い上がれるはずと考えているのだろう。
現在開催中のツール・ド・フランスは、昔から絶好の新スポンサーとの交渉の場でもある。
一時期は、Mitchelton-Scottの新スポンサーとなるはずだったマヌエラ・フンダシオン(Manuela Fundación)がCCC Teamに興味を示し、交渉中との情報も流れていたが、上記情報源記事でのJim Ochowiczのコメントを読む限りでは、その話もそしてまた別の新スポンサー探しもなかなか難しそうな印象である。