ARCHISS ProgresTouch TKL CHERRY静音赤軸 テンキーレスキーボードのレビュー・感想。
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久しぶりにロードバイク&ロードレース以外のネタである。新しく購入したパソコン用のキーボードの感想である。
ワシは家ではデスクトップPCを使っている。DELLのInspironシリーズ。その中でも安いやつ。DELLの公式通販サイトで購入。メモリだけは自分で増設して12GBになっている。ドライブはSSDではなく普通のハードディスクである。
今まで使ってきたキーボードはその購入時に最初から附属していたもので特に不満なく使っていたが、昨冬ぐらいから一部のキーの反応が鈍かったり、押したまま戻ってこなくなるなどの症状が出始めていた。
「あーっ!うざ!」と思うことはあったものの、普通に使えてはいたので我慢していたが、思い切って新しいもの、しかもプロ用?ガチ勢用?のちょっと良いものを奮発して買ってみた。
それが、ARCHISS ProgresTouch TKL CHERRY静音赤軸 テンキーレスキーボード(Amazon)という人生初のメカニカルキーボードである。
目次
購入動機:キーボードに新コロナの影響!?
上述のような現実的な必要性も当然あったが、それでも普通に使えていた長年慣れ親しんだキーボードから、今年のこのタイミングで購入したのか?
それは新コロナが理由である。
どういうことかというと、突然のテレワーク時代の到来である。
サラリーマンの多くが自宅での仕事・テレワークを余儀なくされた。その結果、特にネットメディアではテレワークが捗るアイテム・グッズなどの記事が激増。そして「最も手に触れる」アイテムであるキーボードの記事も多く登場した。
ワシも時間つぶしにそれらの記事を見て、物欲が高まってしまった。つまり、コロナが悪い。コロナが悪いよーコロナがー。
だが、ロードバイク乗りならよく考えてほしい。ロードバイクでは、サドルという最も人間の肉体に触れる部分にこだわるのは常識中の常識。また、最も地面に触れるタイヤにこだわるのも常識。
ならばPC作業でも最も手に触れるキーボードというものにこだわるのも絶対的な道理である。アルティメット道理!
よって、今回の物欲は正しいのである。ジャスティス!
そんなこんなで購入したのが、ARCHISS ProgresTouch TKL CHERRY静音赤軸 テンキーレスキーボードであるが、これはメカニカル機構を採用したキーボードである。
なお世間もワシと同じだったのか、人気のキーボードはたとえ価格が高いものでもAmazonや楽天では長期間品切れが出ていたものが多かったように思える。みんな買っていたのであろう。特にプログラマー?
メカニカルキーボードとは?
メカニカルキーボードというのがどういうものなのかは、次の参考ページと動画を見てほしい。
参考ページ:メカニカルキーボードとは何なのか徹底解説【図解】
参考動画
感想:打鍵音、感触、打ちやすさ、質感など
デザイン・質感:男心をくすぐるカッコよさ
「単なる見た目」という意味でのデザインはしょせんキーボードであるので、特筆すべき点はない。しかし、じっくりと見るとこのキーボード、かなりかっこいい、男ゴコロをくすぐる作りになっているのである。次の画像を見て欲しい。
まずキーボードのキートップの文字デザイン(フォント)に着目してほしい。
みなさんお使いのものとは違うというのがわかるだろうか。アウトドアやミリタリーっぽいデザインのフォントになっている。ミリタリー調のシール(ガンプラのシール)やグッズに使われるステンシル文字っぽいデザインである。これを眺めるだけで「あーイケてるわ・・・」と自分だけの世界に浸れる。
そしてこのキーボードのキーは全て2色成形である。黒と白の2つのパーツを組み合わせて1つ1つのキーが作成されている。
普通のキーボードはだいたい各キーに「Q」とか「あ」の文字を印刷しているだけである。これだと長期間を買っていると必然的にプリントされた文字が薄くなって、やがてキーから消える。
だがこのキーボードはそういったことが発生しない。なぜなら表面に印刷しているわけではないから。それが2色成形のメリット。コストがかかっている。
また全体の質感もあまりテカりのないマットな質感。触った感じは少しだけザラつく感じ。そのせいか指を載せていても、見た目も落ち着いた感じ。上述のような文字デザインとあわせてなかなかに渋い。
そしてこのキーボードは重い。片手で持つことはできるが、ずっと片手だときつい。その重量感が安定性につながっている。また底部にはゴムが設置されているため、その重量とあいまって机上で不用意に動くことが少ない。抜群の安定感である。ずっと同じポジションでキーボードを打ち続けることができる。まさにガチ勢用である。
その重量感が、ロードバイクでいうところの剛性に一役買っている。しかし同時に静音赤軸はうち心地がソフトなため、指に剛性による反発感が伝わることがない。絶妙な剛性バランスといえる。ただ硬いだけではない最新のカーボンフレームロードバイクと同じか。
静音性と打鍵感覚
ワシが購入したのは「静音赤軸(通称ピンク軸?)」のもの。メカニカルキーボードには黒軸、青軸、茶軸、赤軸という基本的な4種類が存在する。同じメーカーが同じ製品でもこの4種類をラインナップする。
違いは打ったときの感触と打鍵音である。一般的に黒軸は打った感触が重ため。ハードパンチャーという感じ。しっかりと押さないと入力されない感じ。人によってはチョ時間使うと指・手が疲れるという人も。一方で、ガンガンと力強くキーボードを叩く癖がある人は良いかもしれない。このように軸の種類によって打つときの感触が全く変わるのである。
そして打鍵音は基本的にうるさい。メカニカルキーボードは基本的にうるさい。
しかし今回購入したのは「静音赤軸」。そう「静音」な赤軸である。
実際に静かなのか?
Yes。静か!である。普通メカニカルキーボードはカチャカチャ、またはガチャガチャと音がする。しかし、静音赤軸はそんな音がかなり抑えられている。これならオンラインミーティングしながらキーボードを打っていてもその音が邪魔だと思われることは少ないであろう。
イメージとしては、壁を拳で殴るとして、そのまま壁を殴るか、壁に薄い座布団をあてて殴るかといった違いになるだろうか。あるいは、ガソリン車のエンジン音と電気自動車の音との違いという感じだろうか。
おそらく普通のノートパソコンのキーボードと同じか、それより静かかもしれない。音はするのだが、気にならない音というべきか。けたたましく甲高い音ではなく、オブラートに包まれているという感じの静音性である。
これなら仕事場で隣の同僚に文句いわれることも、自宅の台所で奥さんにイジメられることもないのではないか。職場内・家庭内の円滑な人間関係に資するものであろう。ソーシャルディスタンスならぬソーシャルサイレンス!
うち心地も軽く、指への衝撃も柔らかい。長時間使っていても疲れることはないであろう。
他者のレビュー動画
まとめ
めちゃくちゃおすすめである。もちろん使い始めは、これまで使っていたキーボードとの違いにより違和感や使いにくさを感じるであろうが、しょせんは慣れである。
そして慣れた結果、長時間・長期間使い続けるならばもうこれから離れられないというような、人生のパートナーになりうる、そんな名品といえよう。もちろん好みはひとそれぞれだが、個人的には最高と断言できる。
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