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2020ツール第11ステージ感想:ゴール前のサガンの頭突き

ピーター・サガンの頭突き(ヘッドバット)

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ツール・ド・フランス第11ステージが終わった。昨日の第10ステージと同じく、予想通りのゴール前スプリントとなった。だが、この今回のスプリント合戦は、第10ステージのそれを超える大迫力のものとなった。なんと、4人がほぼ同時にゴールラインに飛び込む大激戦となったのだ。

スプリントでのピーター・サガンの行動

次のゴール前スプリントの動画を見て欲しい。注目して欲しいのはピーター・サガンの動きである。

2020ツール・ド・フランス第11ステージ
2020ツール・ド・フランス第11ステージのゴール前スプリントにおけるサガンの行動

まずサガンは、ワウト・ファン・アールトとサム・ベネットのすぐ後方から迫る。しかしその瞬間、隣のAG2Rのクレマン・ヴァントゥリーニと接触しそうになり、いったん減速を強いられていることがわかる。

2020ツール・ド・フランス第11ステージ
2020ツール・ド・フランス第11ステージのゴール前スプリントにおけるサガンの行動

だがすぐにそのクレマンをかわしてフェンス際のスペースへ飛び込む。

2020ツール・ド・フランス第11ステージ
2020ツール・ド・フランス第11ステージのゴール前スプリントにおけるサガンの行動
2020ツール・ド・フランス第11ステージ
2020ツール・ド・フランス第11ステージのゴール前スプリントにおけるサガンの行動

ここでサガンは、狭いスペースをこじ開けようとしたか、あるいはフェンスへの激突させられる危険を回避するためか、ファン・アールトを頭で押しのけている。頭突きである。

2020ツール・ド・フランス第11ステージ
2020ツール・ド・フランス第11ステージのゴール前スプリント

そして4人のスプリンターが横一線でゴールラインに飛び込む!この迫力よ!

さて、そのサガンの頭突きだが、この感想を書いている時点(ステージ終了すぐ)では特に審判団からの指導はない。あれぐらいならロビー・マキュアンもマーク・カヴェンディッシュもやってたような気がする。でも、カヴェンディッシュの相棒レンショーは2010年のツールで頭突きで失格になっていることを思い出した。

ひょっとしたら朝起きたら何か事態が変わっているかも。(追記:やっぱり降格処分になった)

Amazon:ツール・ド・フランス2020公式プログラム (ヤエスメディアムック637) (日本語)

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piginwired
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6 comentarii

  1. やはり2着は取り消されましたね
    まぁあのどつき方では… 仕方ないでしょう
    ’17年のカヴェンディッシュと絡んだときのような危険回避ではなく、単に自分のスペースをこじ開けるだけの行為と捉えられても仕方ないでしょうねぇ

  2. サガンは、ステージ2位→85位に降格。仕方なし。
    右側が狭くなっているのに、ベネットとファンアールトが寄って来るし、サガンが左側に移行するにはフィニッシュラインまで短すぎたから、頭でこじ開けようとする気持ちは分かる。
    幸いなことに落車が無くて良かった。
    これで、ベネットとの差が68点になったが、サガンの闘志に火が付くと面白い展開。
    今日の51km地点スプリントポイントが楽しみです。

    ところで、昨日のJスポーツ見てたら、ベルナール・イノーさんが「ピノは1Dayレース等にシフトせよ、ツールには向いていない」とコメントしたそうで・・・
    フランス人として鍛えなおせ!と言いたいのか?本当にお前はダメだ!と思っているのか?
    どちらが本心なのだろう???

    • イノーの気持ちとしては、たぶん
      ・本心半分
      ・ツール優勝への奮起に期待半分

      という感じかなと思うブヒね。
      ブタもピノとバルデはワンデイクラシックか1週間程度のステージレースが最も向いていると思うブヒ。客観的には個人TTが弱いだけにやはり長期間のグランツールは不利ブヒ。

      今回も昨年と同じ怪我という不運はあったにせよ、ツールを取るならやはり個人TTの劇的な進化は必要になるわけでそういった意味からの鍛え直せということかもしれないブヒね。
      まぁチーム力やら首脳陣の手腕とかもいろいろあるから、個人の力だけでどうこうは言えない時代ブヒが、たぶんそんな感じなのかと。

  3. サガンってこういう時毎回ペナルティ食らいますよね。そりゃ当然といえば当然の話ですが。

    10ステージでコカールが落車後に集団復帰のためにチームカーに引っ張ってもらってる映像が思い切り国際映像で映されましたが、特にお咎めはありませんでした。
    フランス人だから?とも思いましたが、パリニースではバルギルが同様のパターンでレースから除外されてますし、今ツールでもアラフィリップは補給でペナルティ食らってるし…

    サガンは本人の影響力を考えたら、判定も厳しくなるのはある意味しょうがないとも言えますが、判定基準も筋が通らないというかなんというか…

    審判団も様々なしがらみの中で常に難しい判断を強いられている点は、同情しますけどね。

    • 今回はやはり、ファビオ・ヤコブゼンのあの事故が大きく影響してる気もするブヒね。
      審判もいろんな場面で判定を厳格にしてるような感じがするブヒね。

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