Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
昨夜のツール・ド・フランス第11ステージはゴール前スプリントで4名の猛者が熾烈な争いを繰り広げた。
そのバトルで、各所で報道されているとおりピーター・サガンがワウト・ファン・アールトへの頭突き行為を理由に降格処分を受けた。
この昨夜のピーター・サガンの動きがどのようなものであったのかは、ステージ終了直後に作った感想記事「2020ツール第11ステージ感想:ゴール前のサガンの頭突き」に書いてあるので、また目を通しておいてもらいたい。
さて、そんなサガンの頭突きの被害者のワウト・ファン・アールトが、サガンの当該行為についてコメントしている。
情報源:Sagan defends stage 11 sprint, van Aert ‘surprised and shocked’
“I think it’s not done to do it like that, actually,”
訳「ああいう行為はやるべきじゃないと思うね、本当に。」
“In my opinion, I sprinted in a completely straight line and start completely on the right at the barriers. He just tried to create space for him and for me it’s not allowed to do that. I think it’s already dangerous enough, and I was really surprised and shocked in the moment that I felt something. I was at maximum effort, so I was really scared.”
訳「個人的には自分はちゃんとまっすぐスプリントしたと思ってるし、右手のフェンス際でしっかりとスプリントを開始したと思う。そこにサガンがスペースを作ろうとしてきたわけやけど、それは自分的には許容できない行為。サガンが割って入る前にすでに危険な状態になってたわけで、さらに危険性を増すようなその行為は本当にびっくりしたし、ショックだったわけ。そんな風に感じた。そのときは力の限りもがいてるときだったから、サガンの行為はマジで恐怖だったわ」
“In the first moment I was so shocked and surprised that I was a bit angry. I didn’t use a very nice word to him,”
訳「当初はショックと驚きの大きさも相まって、ちょっと怒ったのよ。だからちょっと汚い言葉をサガンに向けて言ってしまった」
“Afterward, I tried to say to him I didn’t like it what he was doing. The only thing that came back was other strong words. It was hard to have a conversation.”
訳「でも後で、あの行為はアカンでとサガンに言おうとしたけど、サガンからもきつい言葉が返ってきたから、ちゃんとした話し合いにはならなかったわ」
というわけで、売り言葉に買い言葉?ヒートアップしていた場面だけにお互い冷静ではいられなかったもよう。ちょっとした険悪なムードと禍根を残したまま2人のツール・ド・フランスは続く。今後のステージでどうなるか。
サガンはまだグリーンジャージを諦めていないようだが、今回の降格処分で大きくポイントを失ってしまったのも確か。
ただ個人的には、サガンが今年グリーンジャージを取れないほうが良いのではないかとも思う。そのほうが来年以降のロードレースに対する強いモチベーションにつながる可能性があるから。アスリートである以上は人一倍の負けず嫌いだろうからね。
シクロクロスでは、ヘッドバッドしてくる奴なんていなかったんだもんな。
そりゃ怒るわな(笑)
まあ、ステージ2勝してることだし「勉強になった」と思えば!
来年はハッドバットを覚えて進化した(?)ファン・アールトが!?