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コロナ禍における今年のツール・ド・フランスは以前からこのブログで紹介してように、もともと予定されていた厳格な対コロナルールがプロチームからのクレームを受け入れ、それを緩和をさせる方向に進んでいたが、コロナ第二波を危惧するフランス政府の介入により厳格なまま導入された。
だが同時に、そのルール内容そのものに不明確な部分があった。ルールの根本部分は、「各チームから2名(選手・スタッフ含めて)の陽性者が出ればチームごとツールから追放」というものだが、2名の陽性者が「いつからいつの期間に」出ればアウトなのか、その点につき実は曖昧なままだったとされている。
そして次のロイター紙によって、主催者側の説明の変化が明らかになった。
情報源:Day counter to be reset for second round of Tour coronavirus tests
まずツール・ド・フランスにおける2つのコロナ検査について確認しておこう。大雑把にいうと次の2つが併用されている。
このうち、Aはチーム側により日々、そのときそのときの状況(選手の体調など)に応じて実施される。一方でBのほうがこの前の日曜と月曜に行われた、そして次の日曜と月曜に行われる予定のツール独自の検査である。
そしてこれまでは、ツール主催者側の説明で、ツールの「全期間を通じて」、2名の陽性者が出ればチームごと追放という解釈なされていた。
ところが、上記情報源のロイター紙などの各種メディアの報道によると、この前の土日に行われたB検査の第1回目から次のB検査(9/13・14)の間に、「A検査による陽性反応」が出なければ、陽性者数をゼロへリセットして、その状態で次回B検査を受けるという方針になるもよう。
現状、初回のB検査により、Ineos-Grenadiers、AG2R-La Mondiale、Mitchelton-ScottそしてCofidisの4チームから1名ずつの陽性者が出ている。当初のルール説明どおりならば、今後の検査(A検査もB検査も含めて)、あと1名の陽性者が出れば、これら4チームはツールから追放される。
しかし、今回のリセットシステム導入により、これら4チームもひとまず9/13・14の第2回B検査までに、「A検査による」陽性者が出なければ、次のB検査では「陽性者ゼロ」へリセットされて、そのB検査で新たに1名の陽性者がでてもセーフということである。
ポイントは「A検査による」陽性者が出なければ・・・・・・というところである。A検査は上述のようにチームが任意でそのときの状況に応じて行う検査である。チームがチームの裁量(意味深)に応じて行う。すでに陽性者が出ている上記4チームであっても、そのA検査で新たに陽性反応がでなければ、リセットを適用してもらえるわけである。
(´・ω・`)そう、A検査で陽性がでなければね。A検査で陽性が「発覚しなければ」・・・
(´・ω・`)あとは言わなくてもわかるね?(威圧)
まぁ胴元のプリュドムおじさんが陽性になっちゃって面目丸潰れですからねぇ、かなーり曖昧にせざるをえなくなったというか… ASOは政府にどう言い訳してるのか知りたいところです。