超僅差の山岳賞争いでポガチャル逆転か?デュラエースホイールではなく例のホイールが登場か?
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今年のツール・ド・フランス2020もいよいよ終わりが見えてきた。残るステージは2つ。1つは今日の第20ステージの個人タイムトライアル。そして最終日の第21ステージのパリはシャンゼリゼのゴールのみ。
その最終日はほぼスプリンター以外は争わない慣習となっているため、総合系エースたちはただ走ってゴールするだけとなる。よって今日の第20ステージの個人タイムトライアルこそが最後の勝負。
そんな中、ほぼプリモシュ・ログリッチの総合優勝が99%決まっている総合争いよりもおもしろい勝負が残っている。それは、山岳賞争い。
現時点での山岳賞ランキングと個人タイムトライアルのコース
①山岳賞ランキング
第20ステージを前にした山岳賞ランキングは次のようになっている。
順位 | 選手名 | ゼッケン | チーム | ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | リカルド・カラパス | 3 | イネオス | 74 PTS |
2 | タデイ・ポガチャル | 131 | UAE | 72 PTS |
3 | プリモシュ・ログリッチ | 11 | ユンボ・ヴィズマ | 67 PTS |
4 | マルク・ヒルシ | 204 | サンウェブ | 62 PTS |
5 | ミゲル・アンヘル・ロペス | 141 | アスタナ | 51 PTS |
このように1位のリカルド・カラパス(Richard Carapaz)と2位のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)との差はたったの2ポイントである。
②第20ステージのコース
そしてこれが今日のタイムトライアルのコースである。最後は1級山岳の山頂ゴール。すなわち、山岳賞ポイントを大きく獲得できる。最大で10ポイントを獲得可能である。
ポガチャルがその10ポイントを獲得し、カラパスがポイントゼロならば余裕で逆転。さらに、ログリッチが10ポイントを獲得し、ポガチャルとカラパスがポイントゼロならばログリッチが逆転で山岳賞確定まである。
また、一方で総合2位と3位の争いも熾烈となる。2位のポガチャルと3位のロペスとの差は30秒。使用機材の選択やペース配分が難しいこのTTステージでひっくり返る可能性は十分あると思われる。
カラパスの決意と「例の」ホイールの可能性
そんな微妙な立ち位置のカラパスは、今日の個人TTでできることはなんでもやると覚悟を語る。
情報源:Richard Carapaz will do ‘everything he can’ to keep polka dot jersey in Tour de France time trial
そこで気になるのがカラパスの使用機材である。TTバイクに乗るのか、それともノーマルバイクで走るのか。あるいは山の手前で乗り換える作戦でいくのか。
そしてTTバイクならば、シマノのデュラエースではない「例のホイール」の登場となるのか。
例のホイールとは、先日紹介したアメリカのホイールメーカーPrinceton Carbonworks社のホイールである。
カラパスがこのスポンサー外のホイールを使ってタイムトライアルバイクでトレーニングをしたいたことが、ツール最初の休息日にとらえられている。
もし、このホイールを使ったTTバイクで山岳賞を獲得となれば、Princeton Carbonworks社にとっては大きな宣伝となるであろう。
今夜の最終決戦が楽しみ~。
山岳賞はカラパスに獲って欲しいが。。。
比較的元気なカラパスvs疲労困憊のポガチャルという構図になるはず。
後半で爆発するのは当然として、問題は前半をどのペースで入るか・・
カラパスが試走で使ってたのは
前輪は新デュラなのかな?
後輪はAeroCoach AEOXっぽいですね
一体どれだけホイール買って使い分けてるのかw
後輪はまた珍しい(?)のをもってきたブヒね。普通にシマノのディスクでも良さそうなのに・・
もしかして全ブランドの最上級ホイールを全部買って、全部試しているのかも・・・