ポガチャルの偉業にレムコ・イヴェネプールも闘志を燃やす!
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今年のツール・ド・フランスを制した22歳のタデイ・ポガチャル。去年のエガン・ベルナルの優勝に続き、プロとしては新人世代の栄光は、彼らと同世代の若者たちに大きな勇気と闘志を与えたであろう。
そしてその中には、今年のイル・ロンバルディアで橋から崖下へ落下し、重傷を負ったレムコ・イヴェネプール(Remco Evenepoel)も含まれている。
情報源:Remco Evenepoel: ’22-year-old riders winning the Tour is motivating’
レムコの現状
レムコの回復具合だが、次の動画を見て欲しい。
これは三週間前、ツールが始まった頃の動画である。両脇に松葉杖をつきながらでゆっくりではあるが、着実に歩行ができるようになってきている。すごいとしかいいようがない。
たとえ松葉杖を使おうとも、こうやって外の世界を歩けるというのは心理的にもかなり大きなプラスとなるであろう。つらいリハビリの成果を確かめられるとともに、息抜きにもなるだろう。
同世代の活躍から刺激
ポガチャルは22歳。そしてレムコは20歳。同世代といっていいだろう。そのポガチャルの伝説となるツール逆転優勝について、レムコは次のようにベルギーメディアのRTBFに対して述べたもよう。
“The fact that riders of 22 years old win the Tour is motivating.
訳「22歳がツールを制したという事実がやる気を高めてくれている」
“What [Pogačar] has shown is incredible. For [Primož] Roglič, it was a shame that he had his bad day at the worst possible time, but the battle between the two was beautiful. And the time trial on Saturday, that was a spectacle. It is a good thing that there was still a battle for victory.”
訳「ポガチャルの走りはすごかった。ログッチが最後の最後でバッドデイだったのは残念だったけど、二人の戦いは美しいものだった。土曜日のTTは本当に感動的だった。最後まで勝利を目指し戦ったことはすごいこと」
なお、レムコはたとえ怪我から回復しても現時点では来年にツール・ド・フランスにデビューする予定はなく、それよりは延期された東京五輪に照準を合わせるのが怪我前からの計画である。