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昨夜、ジロ・デ・イタリア第5ステージの裏で行われていたベルギーのレースBrabantse Pijl(ブラバンツ・パイル)。
Shine bright like a champion! 🎵😍 #BP20 pic.twitter.com/j7Dl1Gj9lD
— De Brabantse Pijl (@DeBrabantsePijl) October 7, 2020
石畳の急坂などが登場する実にベルギーらしいワンデイレースである。昨年の優勝はアルペシン・フェニックス(AlpecinーFenix)のマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel:MVDP)。そんなマチューは今年も連覇を狙い参戦した。
We celebrated our 6️⃣0️⃣th anniversary in style!
— De Brabantse Pijl (@DeBrabantsePijl) October 7, 2020
🥇 @alafpolak
🥈 @mathieuvdpoel
🥉 @BenoitCosnefroy #BP20 pic.twitter.com/C2UDzCBbYz
昨年の優勝で勝手知ったるレース。どこで何をすればいいのかわかっていた。しかし、そんなマチューだったが最後の最後で最悪の失敗をしてしまう。マチューは「この失敗はちょっとしたトラウマとなってしばらく残りそう」という趣旨のコメントを残す。
情報源:Mathieu van der Poel: I’ll lose sleep over Brabantse Pijl second place
まず昨夜の最後の局面、ゴールスプリントの動画をみてもらいたい。
First victory in the rainbow jersey for @alafpolak 🌈🥇 What a breathtaking finale! 😳 #BP20 pic.twitter.com/f90N4pADJT
— De Brabantse Pijl (@DeBrabantsePijl) October 7, 2020
一体何が悪かったのか?情報源記事によると、地元メディアHet Nieuwsbladに対してマチュー本人は次のように語ったもよう。
“I made a mistake I normally never make,”
訳「普段絶対やらないよう失敗をしてもうた・・・」
“I knew the finish from last year, so I knew what I had to do. When Alaphilippe went past I knew I had waited too long.
訳「去年の経験で最後がどうなってるか知ってたし、だから何をすればいいのかもわかってた。アラフィリップが自分を追い抜いたときに気づいてしまったのよ、自分はスプリントの開始が遅すぎたと」
そう、マチューは「待ちすぎた」。もっと早く仕掛けるべきだったと後悔している。普段の攻撃的・積極的な本人のスタイルとは異なり、「勝利」を意識しすぎたのか、安全に行き過ぎた。それがスプリント開始のタイミングについて判断を誤らせた。その結果、アラフィリップをさしきれなかった。もう数秒早く仕掛けていれば勝てた可能性が高い。
“I can’t forgive myself for messing this up. The next race is coming soon but I can’t think about that right now. I was keen to win here. This is going to make me sleep very badly.”
訳「こんな失敗した自分が許せへんわ。次のレースはまたすぐあるけど、ちょっと今は次へと頭を切り替えるのは無理やわ。どうしてもここで勝ちたかったからね。しばらく眠れそうにないわ」
相手が強かったからではなく、むしろ自分が失敗したから勝てたレースを落としてしまった。最後の最後の瞬間で、自分で自分の良さであるアグレッシブなスタイルを捨ててしまったがゆえに勝てなかった。その自責の念がちょっとしたトラウマになってしばらく心のトゲとして残るだろうと述べている。
この自分への厳しさが一流アスリートを支えるエネルギーでもあるのであろう。
(´・ω・`)ブタにはそんなものはない。