【ジロとコロナ】選手らは独自にリタイアすべきか検討中。デヘントが語る選手らの不安
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ジロ・デ・イタリアに出場している世界最高の逃げ屋ロット・ソウダルのトーマス・デ・ヘントが、新コロナ感染について、レースをリタイアすべきか選手らは議論していると述べている。
情報源:De Gendt: We are starting to feel unsafe at the Giro d’Italia
デ・ヘントが第12ステージを前にして明かにしたことは、
- これまでチームメイトと「ジロでレースを続けるべきなのか」と議論したいたこと
- 選手らは新コロナが再び感染拡大しつつある中でのジロ開催に当初から不安を抱いていたこと
“I have to be honest: my head is not really in the race after the news of the 17 infected police officers,”
訳「ぶっちゃけ、今はレースのことは頭にないね。ジロを警備しているの17人の警察官がコロナ感染というニュースが直前にあったからね」
実は電動バイクを使ったイベント、GiroーE/で、17人の警察官がコロナに感染したことが明らかになっていた。
“Things are going badly in this Giro. We have been discussing with the riders in the team for 20 minutes about whether or not to start because we are starting to feel unsafe.
訳「事態はいよいよ悪化していってるわけで、チームメイトたちと20分ほど今日でリタイアすべきかどうか話してたのよ。みんな不安になってる」
昨日はホテルにおけるコロナ感染の危険性ついて紹介したが、そのホテルでの感染対策という点では、Bora-Hansgrohe、Ineos Grenadiers、そしてUAE Team Emiratesなど資金力があるチームは、食事を作るための専用のチームカーと機材を用意し、食事のときにホテルを利用しなくても良くなっている。自分たちで安全な場所で用意が可能である。
しかし、予算面でそういった独立した環境・設備をもたないチームは、ホテルで自軍のチーム関係者以外とともに食事を取らなければならない状況下にある。
そのとき1人でも感染すれば、あとは鼠算式に拡大していくだけである。もはや運任せである。