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予想外の活躍、そしてマリア・ローザのキープで今年のジロを湧かせているのがエレガント・クイックステップのジョアン・アルメイダ(João Almeida)。
そしてチームイネオスのエース、タオ・ゲイガンハート(Tao Geoghegan Hart)も今日の第17ステージから始まる超難関山岳ステージ決戦で表彰台への登壇、あるいはその頂点を狙う。
実はこのアルメイダとゲイガンハートには1つ共通点がある。それは何か?ポイントはアメリカである。
実はアルメイダもゲイガンハートも同じアメリカのコンチネンタルチームHagens Berman Axeonの卒業生である。
ただしゲイガンハートのときはチーム名は「Bissell Development Team」だった。だがチーム名が違うだけで運営の実体は同じである。そこからアルメイダはクイックステップへ旅立ち、ゲイガンハートはチームSkyへと旅だった。
ようするにもともと同じアメリカンチームの先輩(ゲイガンハート)と後輩(アルメイダ)である。
なお、Hagens Berman Axeon出身としては、U23世界選手権個人TTで3連覇を成し遂げているミケル・ビョーグ(Mikkel Bjerg)も同じである。
ビョーグはデンマーク人の21歳。現在チームUAEと契約し、このジロで初めてのグランツールデビューを果たしている。しかもこれまでステージ3位を二度も獲得(第1&第9ステージ)している。前評判どおりの実力者である。間違いなく今後、22歳前後の化け物ぞろいの世代を代表する選手となるであろう。
さらにいえば、先日までマリア・アッズーラ(山岳賞)だった、ルーベン・ゲレイロ(Rube Guerreiro)や、第12ステージで優勝したイネオスのジョナタン・ナルバエス(Jhonatan Narvaez)もHagens Berman Axeon出身である。
教え子たちの活躍にHagens Berman Axeonのボスであるアクセル・メルクス(Axel Merckx)も鼻高々であろう。
なおこのアクセル・メルクスだが、名前のとおり史上最強のロード―レース選手エディ・メルクス(Eddy Merckx)の息子である。
ただ、このように卒業生たちの華々しい活躍があるものの、 Hagens Berman Axeonは今年限りで消滅する 可能性が高い。
やっぱり移籍金制度を導入すべきですよ、自転車界も。
人育てるのにはそりゃあお金と忍耐が必要なわけで、そうやって育てた有望な若手をワールドチームやプロチームが引き抜いて「ごっつぁん」だけで済むのはおかしいでしょう。
まぁ元はと言えば、その上位チームだって財政基盤が弱くて毎年ひーこら言ってるくらいなので、ここはレースの興行のやり方も含めて抜本的に改革しないと、小手先だけではすまないのではと思いますね。
メジャーリーグかヨーロッパサッカーかどこかがやってるみたいに、移籍する選手の元の所属チームにもいくらか入るようにしたほうがいいブヒね。
ただトップチームもそしてUCIもあまり大きなお金を持っていないのも確か。
構造的な問題でいえば、やはりレースの放映権料をなんとかするのが一番合理的ブヒね。ロードレースは安すぎる。
ただそうなるとDAZN撤退みたいなことにもつながりかねないので難しいところブヒね。