チッコーネが手術で呼吸機能を改善へ

トレック・セガフレードが誇る若き山岳王、ジュリオ・チッコーネ（Giulio Ciccone）。

そんな彼が最近手術を受けていたことが判明。いったい何の手術なのか？

情報源：Ciccone breathing clearly after nose operation

今回チッコーネが受けた手術は、呼吸の困難さを改善・解消する手術である。まさか肺か心臓に持病が･･･というわけではなく、実は「鼻」の手術である。

実は彼はずっと鼻腔の構造が人より曲がっていて、そのせいで鼻による呼吸が人よりも制限されてしまっていた。そんな状態でもジロ・デ・イタリアで山岳王に輝いたりしているのだから、その能力の高さはすごいものである。

一般人でももちろんだが、肉体が武器であるスポーツ選手はなおさら手術には慎重になるもの。チッコーネも手術の必要性はわかっていてもずっと後回しにしていた。しかし今回思い切って手術を実行。そして無事に成功。空気を取り込む障害もすっかり解消され、鼻呼吸もスムーズとなった。

実はブタも生まれつき鼻の骨がちょっと曲がっていて鼻腔で空気の通りが悪く、またアレルギー性鼻炎も併発していたのでずっと耳鼻科に通っていた。鼻での呼吸はほぼずっと出来ていなかった。

もちろん様々な匂いもほとんど感じたことがなかった。理科の実験で使う薬品の「刺激」レベルなら感じられるが、一般的な「匂い」というレベルを感じたことはなかった。他人の匂い・外界の匂いをあまり感じなかったので、それはそれで楽な人生だった。

医者曰く「成長期になって顔の骨格が変わるのを期待しよう。それでダメなら手術へ」だったが、結局治らず、かつ手術も怖かったのでそのまま。30代前半まではずっとそんな状態だったのでチッコーネの気持ちはよくわかる。

なおブタの場合、40歳手前あたりでなぜかほぼその障害が解消されていた。理由はわからない。気づいたら花粉症以外でほとんど鼻が詰まることもなくなっていた。人体マジ不思議。