ニバリは来年に引退するのか?
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昨年のジロ・デ・イタリア2019では2位だったヴィンツェンツォ・ニバリだが、今年のジロでは惨敗と言わざるを得ない結果となった。何一ついいところがなかった。魔法(意味深)を見せることもないまま終わった。
そんなニバリも今年で36歳。イタリアのスター選手だが、もう引退が見える年齢である。
今のチーム、トレック・セガフレードとの契約は2021年いっぱい。では、来年限りでの引退はあるのか?イタリア紙のガゼッタ(La Gazzetta dello Sport)にて、今年を「変な一年だった」と振り返りながら、引退についてもその考えを述べる。
La Gazzetta dello Sport:Nibali: “Ai leoni da tastiera che mi bocciano dico che a 36 anni non sono da buttar via”
ガゼッタ紙でのインタビューで、ニバリはジロでの失敗の原因を調整の失敗と述べている。曰く、「2回も山岳トレーニングキャンプをするんじゃなく、1回だけにしとけばよかった」、そして「もっとレースを走っておくべきだった」と。
次に来年の引退については、「ぶっちゃけわからん。未定」と述べている。
ニバリとしては今年のジロ惨敗だけで、「もう終わった選手」扱いはしてほしくないもよう。今年は調整に失敗しただけで、まだまだグランツールで戦えるとの気持ちがあるもよう。
そして来年も「とりあえず1日1日しっかりと過ごすだけ」という考えであり、現時点で来年の特定のレースに照準を合わせてどうこうとは考えていない。外野の雑音はスルーし、あくまで自分の進退は、自分で自分自身の能力に諦めたがついたときに判断するという姿勢である。