CCCのマレチュコがVini Zabù-Brado-KTMへ移籍
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現在CCCのポーランド人(イタリアとの二重国籍持ち)スプリンター、ヤクブ・マレチュコ(Jakub Mareczko)が、UCI ProTeam(旧称プロコン)のVini Zabù-Brado-KTMに移籍することが発表された。
📌 KUBA IS BACK @jakubmareczko correrà con noi nel 2021
— Vini Zabú – Brado – KTM (@ZabuBradoKTM) November 21, 2020
Jakub Mareczko will ride for our team in 2021#ForZabù pic.twitter.com/ZobfAMbieV
マレチュコもカレブ・ユアンほどではないが、それに近い小柄なスプリンターである。カヴェンディッシュより少し小さいぐらいか。169㎝で68㎏。日本人に夢を見させてくれる体格である。
今年はなんといってもブエルタの第4ステージで3位に入ったのが記憶に新しい。グランツールで初めての栄光を掴むにはあともう少し何かが足りない感じであるが、チポリーニやカヴェンディッシュのような最強スプリンターが全てを支配していたような時代とは違い、今はスプリンターも戦国時代。そんな混沌とした時代を生きる期待のスプリンターの1人でもある。
これまでマレチュコは、プロ通算43勝をあげてきたが、その大部分は中国・アジアでのレースによるものである。だが、イタリアのProTeamチームに移籍するだけに、おそらく来年はイタリアでのレースが主戦場となるはず。特にジロ・デ・イタリア出場権を得ることがチーム最大の最優先目標であろう。また、ストラーデ・ビアンケやモニュメントのミラノ~サンレモなどへも当然に出場したいところ。
なおVini Zabù-Brado-KTMは、これまで日本人選手として宮澤崇史や佐野淳哉も所属していたことがあるチームである。