ピーター・サガン「ジロのほうがツールより楽しい」
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もう今年で30歳のピーター・サガンは、今年はキャリア史上初めてジロ・デ・イタリアに出場した。
その初めてのジロで、サガンは第10ステージで終盤に独走して優勝。ずっと勝てなかった鬱積を晴らした。2019年のツール・ド・フランス第5ステージでの優勝以来ずっと勝てなかったが、実に461日ぶりに勝利の美酒を味わうことになった。
そんなサガンだが、初めてのジロの感想は、「ツールよりおもしろい」。
情報源:SAGAN. «NON HO ANCORA PERSO LA VOGLIA DI VINCERE»
ツールよりジロのほうが楽しい?
イタリアの自転車メディアTUTTOBICIにて、サガンは次のように述べる。
«Secondo me in una stagione normale, e non atipica come questa, sarebbe stato ancora più bello. Rispetto al Tour de France, dove c’è sicuramente molta più tensione.il Giro d’Italia è più divertente
訳「個人的な感想やけど、コロナのないいつものジロだったら、今年みたいな変な状況じゃなかったら、もっともっとジロは美しいんやろね。ツールと比べると、ツールはジロよりずっと緊張を強いられるんよ。でもジロはそんなこともなく、だからツールより走ってて楽しいね」
世界一のスポーツの祭典の1つツール・ド・フランスでは、その華やかさの裏にはやはりレースにかける覚悟という棘があるもよう。プロトンで最もフリースタイルと思われるピーター・サガンですらもそういった緊張感とは無縁ではないのか。恐ろしい世界である。
それに比べるとジロはリラックスして走れるため倫理的に楽しいというわけやね。
またジロに出場したいと言うが、今年のような過密日程の中でのツールとジロの連戦はきついとも述べている。そのため来年もジロを走るかは微妙なところ。
なおサガンはシーズンオフをモナコで過ごす予定。本来ならチームによるトレーニングキャンプがあるのだが、それはコロナのせいで中止となった。