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先日、「ルツェンコがアスタナとの契約延長へ。ウラソフも移籍なし!」にて、2021年度のアスタナ(Astana-Premier Tech)の選手リストを紹介した。そこでは31名の選手が公式にチームから発表された。
だが、現時点でUCIのワールドツアーチーム(正式名称WorldTeam)は1チームにつき、選手の最大登録可能数は30である。UCIルール上は次のように規定されている。
Minimum number of new professionals under contract to the UCI WorldTeam(契約中の新人が最少で何人か) | Maximum number of riders registered with the UCI(UCI登録可能な最大人数) |
0 | 28 |
1 | 29 |
2 | 30 |
UCIルール:PART 2 ROAD RACESの2.15.110に上のように書かれている。
アスタナは31人・・・アウトである。
これはアスタナのミスなのか?それともUCIによるコロナ禍における例外的な特別措置・忖度なのか?
ただ現時点でこのルールが修正されたとの情報はUCIから発信されていない。修正された場合は毎回その都度、UCIはどこの何がどう修正されたか(それが暫定的なものでも)を発信している。
いったいどういうことなのか?
仮にアスタナもUCIもどちらも正しく、ルール通りだとするならば、考えられる可能性の1つとして、UCIルール「PART 2 ROAD RACES」の「2.15.110 bis(2.15.110の2、という意味)」という規定の存在がある。
そこには次の規定がある。
In addition, in the period between 1 August (1) and 31 December, each UCI WorldTeam may admit into the team three elite or under 23 trainees on the following conditions:
これはいわゆる「研修生制度」の規定で、8/1~12/31という期間限定でワールドツアーチームは研修生を雇うことができるというものだ。
研修生は、もともとの自分のチームに所属しながらも同時に期間限定でワールドツアーチームにも所属が可能で、ワールドツアーではなく、「UCIコンチネンタルレース」だけに出場が許される。U23の選手が基本的に対象となるが、24歳以上でも、一定の条件を満たせばその対象となる。
この研修生は、「最大で3人まで追加が可能」である。よって、上述30名という制限があっても、研修生を含めれば33名まで拡大が可能となる。
アスタナはこの研修生を一人か数人か含めたうえで発表した・・・と考えることができる。
(‘A`)うーん、でもなぁ・・・苦しい解釈か?
なお、イスラエルは32名で発表