NTTのガスパロットが引退を表明
二度のアムステル・ゴールド・レースの覇者が引退へ
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チームNTT(クベカ・アソス)のスイス人選手、エンリコ・ガスパロット(Enrico Gasparotto)が引退を表明。
🚨🚨 RIPARTO DA QUI. 🚨🚨
— Enrico Gasparotto (@enrigasparotto) November 29, 2020
🇬🇧🇬🇧🇬🇧 🇮🇹🇮🇹🇮🇹 pic.twitter.com/nmWnHUbuAp
ガスパラットはもともとイタリア人だが、去年スイス国籍を取るに至った。年齢的にもオリンピックに出場する最後のチャンスが今年だったが、競争が激しすぎるイタリアではそれは不可能。だがスイスなら・・・という狙いもあった。
しかしそんな五輪もコロナ禍で来年へ延期となってしまい、チームNTTもNTTがスポンサーをやめることで消滅というゴタゴタに。クベカ・アソスから新しい契約のオファーがあったのかどうかはわからないが、たとえあったとしても本人の気持ちとして「もうここまでやな」とずっと思っていたのかもしれない。
今年38歳のガスパロットだが、プロ生活は16年を数えた。最初は2005年にイタリアのリクイガス(Liquigas)でプロデビュー。その後はバルロワールド(Barloworld)とランプレ(Lampre)へ。さらにアスタナ→Wanty-Groupe Gobert→Bahrain-Merida→NTTという遍歴。
16年間の現役生活でプロ通算10勝。最も輝かしい勝利は、やはりアムステル・ゴールド・レースで二度(2012&2016)優勝したことか。プロ入り1年目の2005年にはイタリア王者にも輝いた。なお、現役最後のレースは今年のブエルタ・エスパーニャとなった。