チームUAEが対コロナのワクチン接種へ。中国企業のワクチンを利用
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ここ最近、対新コロナワクチンの誕生&承認というニュースが見られるようになってきた。いよいよ来年に向けて本格的にワクチンが待望の登場かという段階になっている。
そんな中、チームUAEが来年1月のトレーニングキャンプに向けて、選手らにコロナワクチンを接種させるらしい。
情報源:UAE Team Emirates to be vaccinated against Covid-19 at January training camp
チームの選手たちがワクチンを受けることになれば、ワールドツアーチームとしては最初となる。
実は同チームのオーナーであるMauro Gianettiはすでにワクチン接種を受けているとのこと。どっかの大統領はワクチンを国民に接種させといて自分は受けないらしいが、そんな大統領とは違い、まずはトップの人物が自ら実験台になっている。
なお、そのオーナーが受けたワクチンは中国企業(国有企業)の中国医薬集団(シノファーム、北京市:Sinopharm Group)が作ったものである。
まだ未承認である。
(´・ω・`)えぇ・・・(困惑
なぜ中国のワクチン?
なぜチームUAEが中国企業のワクチンなのかという点だが、実は、6月からアラブ首長国連邦(UAE)でその中国企業が作ったワクチンの臨床実験がスタートしている。(参考:中国医薬集団、UAEでコロナワクチンの臨床試験
そしてこれにアメリカの大統領選とトランプ(前)大統領も少し絡んでいる。
というのも、大統領選直前になり、敵対していたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が国交正常化に合意した。米国とそれらの国との三者電話会談で発表された。
この発表において、対コロナのワクチン開発でもイスラエルとUAEが技術提携することが発表されているが、この発表以前の段階でも、すでにUAEの構成国であるアブダビの企業がイスラエル企業とワクチン開発で技術提携していた。それを国家規模で正式に認めてワクチン開発を加速させるのがこの国交正常化での発表であった。
そしてまさにアブダビ企業が治験を進めていたのが中国医薬集団(シノファーム)のワクチンである。
それゆえチームUAEのオーナーは中国ワクチンの接種を受け、おそらくUAEの選手らも1月までに同じワクチンを受けるであろう。