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ツール・ド・ポローニュは来年も悲劇の下りスプリントコースを使うのか?

ファビオ・ヤコブンの事故の舞台となった下りスプリントコースを来年もツール・ド・ポローニュは採用するのか?

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今年のツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne)は、あの悲惨な事故で幕を開けた。そう、Deceuninck-QuickStepのファビオ・ヤコブセンが、Jumbo-Vismaのディラン・フルーネヴェーヘンの走行妨害により落車、瀕死の重傷を負った事故である。

この事故を機に、その後レースはゴールスプリントでの選手の挙動に対して審判団のチェックも厳しめになっていたと思う。もちろん選手らもこれまで以上に走行ラインなどについて気を付けていたのではないか。

だが、ヤコブセンのあの事故は要因はフルーネヴェーヘンの走行ラインだけでなく、下りスプリントだったことも隠れた要因だったのではないか。ゴール地点のKatowiceにおけるこの下りスプリントはこれまでもずっと使われてきたコースであり、以前からも選手らはその危険性に苦情を述べていた。

そしてUCIは先日、ロードレースの安全性について新しい取り組みを発表。来年度から実施される。

そこで気になるのが、来年のツール・ド・ポローニュはこの危険な下りスプリントコースをどうするのか?である。

情報源:Tour de Pologne ‘contemplating different scenarios’ as they consider changing dangerous downhill sprint finish

来年も同じコースとなるのかにつき、同レースのレースディレクターは「あの事故は選手の過失によるもので、コース自体の危険性が原因ではなかったが、違うプランを考えている。地方自治体と協議中」と述べる。

まだまだ検討している段階のため詳細は一切決まっていないようだが、来春の3月までには新コースの詳細が発表される予定である。

そのコースのKatowice市はコースから外されることを何よりも恐れているであろう。また主催者側との契約もあるであろう。そのため、おそらくは同市内で別の地点をゴールにするという案に落ち着くのではないかと思われる。

単純に考えれば逆周りでゴールすれば、下りスプリントが登りスプリントに変わるのでそれが一番お手軽?のように思われるが、市内の道路事情によっては難しいのかもしれない。

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