【CERAドーピング】リカルド・リッコが一生レース追放へ【2008ツール・ド・フランス】
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元プロ選手で2008年のツール・ド・フランスでCERAドーピング陽性となったリカルド・リッコ(通称コブラ)が、改めて先日、イタリア当局から死ぬまでレースの出場を禁止される処分を受けた。
情報源:Riccardo Riccò handed lifetime ban by anti-doping authorities
リッコはすでに12年間の追放処分を受けているが、今回の新たな処分はそれよりも厳しいものとなった。
リカルド・リッコこと「おくすリッコ」といえば、個人的に何よりも覚えているのが、やはり2008年ツール・ド・フランス第6ステージの登りゴールである。
当時、リッコはサウニエルデュバル・スコット(Saunier Duval-Scott)というチームに所属していた。ちなみにチームメイトだったこのツールでレオナルド・ピエポリもドーピングでアウトになっている。
最後の登りのふもとまで集団だったが、リッコは途中が数名の選手とともにアタック開始。下ハンでけっこうな斜面を駆け上がり、「1人だけ圧倒的に次元が違う(意味深)」クライミング能力を見せたその姿に大興奮したものである。当時ですら「なんやこいつ」と思ったものである。当時の映像をどうぞ。
リッコの姿に興奮したのもつかの間、すぐにやっていたことが判明。ブタの中でリカルド・リッコから「おくすリッコ」に変わった瞬間であった。
この2008年ツールはこのドーピング騒動(前年からのドーピング騒動も含めて)だけでもかなりゴタゴタがあって興味深いツールなのだが、それ以外にも純粋にレース展開そのものも非常に特徴的でおもしろいツールだったので、最近ツール・ド・フランスにハマった人はぜひ見てもらいたい年である。
もちろんポイントはチームCSCである。カルロス・サストレ、アンディ・シュレック&フランク・シュレック、ファビアン・カンチェラーラたちのチームである。
同年のツールについては、以前「【チームCSCの真実】シュレック兄弟とサストレとの確執【2008ツール・ド・フランス】」という記事も書いてるのでぜひご覧あれ。