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来年、2021ツール・ド・フランスにてグランツールデビューかつツールデビューを果たす予定のマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)。
しかし来年はツール終了後1週間後には東京五輪が始まる。マチューはMTBに出場予定であるため、五輪のためには疲労の回復、東京との時差ボケの解消、温度・環境などへの慣れなど、様々な条件をクリアしておかなければならない。
そしてそんな五輪をマチューは来年度の最大目標にしている。では、なぜ最優先事項の五輪への調整を困難にしてまで、五輪よりも優先度に低いツールに出るつもりなのか?
情報源:Mathieu van der Poel: “Tour komt ongelegen, maar ik ben het aan sponsors verplicht”
この点につき、マチュー本人がベルギー紙Sporzaで次のように語っている。
combining all disciplines has another advantage. “It has something unique, also for the sponsors. That’s why I’m an ambassador for Canyon. It is rare that a rider can promote a bike in all disciplines. It’s good for my market value.
訳「MTB、シクロクロス、ロードレースといった全ての分野で走ることはもう1つメリットがある。それはちょっと独特で特別な選手という印象を与えることができる点やね。もちろんスポンサー様にとってもそれは意味がある。自分がCanyonのバイクに乗っているのはそういう理由があるのよ。全ての分野でバイクの宣伝ができる選手というのは希少やからね。それが自分自身の市場価値に寄与しているのよ。」
Ik denk dat ik het aan de sponsors verplicht ben om aan de Tour mee te doen. Het seizoen is een moeilijke puzzel en niet alleen mijn eigen ambities tellen mee. Ik onderschat nooit het belang van de sponsors. Zonder hen is er geen sport. Maar ik kan dus niet helemaal doen wat ik zelf wil.”
訳「来年のツールはスポンサーのために参加しなければならないと思ってる。理由はいろいろあって複雑やけど自分自身の野望のためというだけじゃないのよ。自分はスポンサーの重要性を絶対に過小評価しないようにしてる。スポンサーなしでは成り立たへんからね。やりたいことを一人でなんでもできるわけちゃうからね」
常にスポンサーのことを考え、そして自分自身の選手としての市場価値を考える男。それがマチュー・ファン・デル・プール。さすがデキる男やでぇ…これがキング(王)の在り方か。