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セプ・クスがグランツールエースへの期待と重圧について語る。

アメリカの期待を背負う次世代のエース、セプ・クスが語る期待と重圧

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いよいよ明日2/21から始まるUAEツアーで今年のワールドツアーはスタートする。ツアー・ダウン・アンダーなどが中止になっているからだ。

全てのワールドツアーチームとProTeamのアルペシン・フェニックスが参戦し、タデイ・ポガチャル、マチュー・ファン・デル・プールなど豪華なメンツが勢ぞろいする。

注目の選手は多いが、その中でも今年のツール・ド・フランスでのチーム力を測るという意味では、やはりユンボ・ヴィスマの選手の出来がポイントになるだろう。

グランツールのエースへ。セプ・クスにとって重要な一年

そして、UAEツアーでは同チームの最強アシストにしてスーパークライマー、セプ・クス(Sepp Kuss)がエースとして走ることになっている。

クスは、UAEツアーだけでなく、その後のボルタ・カタルーニャ(Volta a Catalunya)でもエースを務める予定である。さらには、その出来如何では今年のブエルタ・エスパーニャでもダブルエースとなる可能性が取りざたされている。

いわばクスにとって、今年は未来のツール・ド・フランスのエースを視野にいれるうえでこれまでにない重要な年と言える。

セプ・クスと重圧

そんなクスには周囲から、特に母国アメリカからは未来のアメリカ人グランツール覇者誕生の期待が、そして所属チームのユンボからも次期エースとしての期待がかけられているだろう。

その期待と重圧について本人は次のように語る。

“I don’t really feel more expectation or pressure,”

Velonews, ” Sepp Kuss on GC leadership: ‘I feel ready for that step up’

訳「余計な期待とか重圧とかは全く感じてないよ」

なぜそんな精神状態でいられるのかと言うと、やはり昨年の大活躍で自身の能力にかなりの確信を持てたからのようだ。(情報源:Sepp Kuss on GC leadership: ‘I feel ready for that step up’

昨年はドーフィネでステージ優勝、ツールでは本人曰く「めちゃくちゃハイレベルな戦い」を経験、しかしその後はさらにブエルタでも大活躍した。そんな怒涛の一年を通じて、それぞれレースごとに、そして1日ごとに全然異なる物語を体験しながらも、シーズンずっと一貫した強さを維持できた。それが新しい自信を生み、今年の自信と精神的な余裕につながっているようだ。

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