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ドイツの有名自動車メーカーのフォルクスワーゲン(Volkswagen)が、その母国ドイツにおいてEバイク(E-bike:電動自転車)などの自転車のリースサービスと融資サービスを開始した。
情報源:VOLKSWAGEN IS NOW LEASING BIKES IN GERMANY: IS THIS JUST THE BEGINNING?
今回自転車の企業向けリースサービスと、個人向け融資サービスを行うのはフォルクスワーゲンでその種のサービス事業を担当しているVWFS(Volkswagen Financial Services)である。
フォルクスワーゲンのドイツ本国公式サイト:バイクリース事業説明ページ
フォルクスワーゲンユーザーならすでに知っているかもしれないが、このVWFSはアウディ(Audi)やスコダ(Skoda)といったフォルクスワーゲングループが所有するブランドの融資サービスを昔から行っている。なお、フォルクスワーゲングループは他にもポルシェ、ランボルギーニ、ベントレー、ドゥカティなども所有している。
今回のバイクリース事業の開始は、そういった自動車向けサービスを転用するものと言えようか。
個人向け融資は約6万5000円~約130万円まで。その金額には各種アクセサリーやヘルメットなども含まれている。ドイツ全国にある600以上のバイクショップがこの融資サービスを利用できるようだ。
ドイツ国内にある企業向けリースサービスについては、なんといってもコスト削減という観点からアピールをしている。経営者へのメリットはもちろんとして、従業員にも税法上のメリットや、バイクを自由に効率よく通勤やプライベートに使えるメリットがあると説く。
リースされる自転車は、Derby Cycle Holdingという企業が展開する自転車である。この企業はドイツで年間100万台の自転車(10万台以上の電動自転車も含む)を販売している同国最大手の自転車企業である。
そして実はこのDerby Cycle Holdingを保有しているのが、このブログでも何度か登場しているオランダの有名コングロマリットであるPON Group(ポングループ)だ。
(‘A`)またお前か・・・
さて、いうまでもなくフォルクスワーゲンは世界中に販売網とサービスを張り巡らせている巨大グローバル企業である。そんな同社がこのような取り組みを始めたということは、それは将来の世界的展開を見据えてのことなのか?
そしてやがてフォルクスワーゲンだけでなく、競合他社、たとえばフォードやトヨタも同様のサービスを本格的に始める時代がくるのであろうか?