【クリンチャー最速伝説?】Deceuninck-QuickStepがOmloopで使ったのはクリンチャータイヤ
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昨夜のオムロープ/オムループ(Omloop Het Nieuwsblad)で優勝したDeceuninck-QuickStep。同チームが使う機材やご存知のとおりスペシャライズド(Specialized)のバイクやホイール(Roval)、そしてタイヤである。
では、ベルギーの石畳戦線の初戦でDeceuninck-QuickStepが使った/今後使うタイヤはどのようなものか?
この点についてはおそらく、同チームはスペシャライズドのパリ~ルーベ用タイヤとして開発されたTurbo Cotton Hell Of The North、通常のTurb Cotton、またはS-Works Turbo RapidAirであろう。
次のチーム公式SNSを見て欲しい。
#TheWolfpack was at its finest in #OHN21 😍
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) February 27, 2021
Photo: @GettySport pic.twitter.com/nOpdVQUmA6
#TheWolfpack was at its finest in #OHN21 😍
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) February 27, 2021
Photo: @GettySport pic.twitter.com/nOpdVQUmA6
これらの画像のうち、タイヤサイドがタンカラー(黄色っぽい色)になっているものがTurbo Cottonシリーズ、そうでないものがおそらTurbo RapidAirであろう。
Deceuninck-QuickStepのほとんどの選手がTurbo Cottonシリーズだったのがわかる。
そのシリーズのうち、石畳仕様のHell Of The Northと通常版との大きな違いは、前者のほうが荒れた路面での快適性が高いということ。そして見た目という観点では、タイヤ中央のトレッドパターンが前者はグリップ力を高めるためかザラザラしか感じに、一方で後者はツルツルであることだ。
スペシャライズドの公式ページにはHell~モデルについて次のように書かれている。
ロンド・ファン・フレーンデレンやパリ-ルーベの石畳に合わせて設計され、あなたのお気に入りのルートにもぴったりのTurbo Cotton Hell of the Northタイヤは、S-Works Turbo Hell of the North Tubularバージョンと同じトレッドデザインを採用する、スペシャライズドが誇る世界最速タイヤコレクションの一員です。
全体的なデザインはトラクションと快適さを高め、これらが最終的には他のタイヤと比べた時にさらなる速さをもたらします。しなやかな320 TPIのコットンケーシングは、振動減衰性能を15%向上させ、当社のGRIPTON®︎コンパウンドが旧モデルより荒れた路面での転がり抵抗を20%軽減させます。プロテクションには、BlackBeltを採用し、耐パンク性を高めてあります。
スペシャライズド公式ページ:Turbo Cotton Hell Of The North
上のツイッターの画像を見てる限りではHell~モデルか、通常モデルかそのどちらかはわかりにくい。ひょっとしたら選手によって違うのかもしれない。
ただここで重要なのは、そのどちらにしろクリンチャータイヤである点だ。
つまり、Deceuninck-QuickStepはチームの年間目標として最も重要な石畳戦線に、クリンチャータイヤを使っているということ、そして実際にその初戦で優勝を実現しているということだ。
まぁそもそも石畳でなくてもTurbo Cottonを使っている場合が多いが。