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ロードレースとメディア

ロードレースのカメラバイクは選手の空気抵抗に影響を与えるのか?

ロードレースで選手と並走するカメラバイクは、空気抵抗の観点から選手にとって有利になるのか?不利なのか?

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ロードレースでよく見る光景の1つといえば、アタックをしかけて独走する選手の真横で、カメラスタッフを乗せたオートバイが並走しているというシーンだ。おなじみの光景である。

仮にオートバイが選手の前方にいれば、ご存知のとおり空気抵抗が低減される効果が生じる。これについては「【驚愕】空気抵抗は車・バイクの前で走っても減少する!?集団内で一番空気抵抗が少ない場所は?」という過去記事もまた読んでおいてもらいたい。

さて、それでは真横でオートバイが並走している場合でも空気抵抗は減るのであろうか?もしそうならば、独走している選手には有利である。

今回はそれについての最新の研究結果のご紹介。

情報源:Motorbikes driving alongside riders increases aerodynamic drag by up to 10 per cent, according to study

カメラバイクの並走は選手に不利

選手の横でバイクが並走した場合の空気抵抗について研究者のTwitterを見てほしい。

結論から言うと、空気抵抗は「増える」だ。つまり、独走している選手にとっては「邪魔」である。

真横でオートバイが並走したときには、選手との距離が1m~2mの場合、だいたい5%~11%弱ほど空気抵抗が増えるらしい。

この空気抵抗の増加を別の表現で述べると、だいたいの試算ではあるが、温暖の天候のレースで時速46.8㎞で選手が単独で走行している場合は1㎞につき2.16秒を失うことに相当する。

1㎞で2.16秒ということは、10㎞だと21秒失うとうことだ。ただでさえ独走は集団相手に戦うときに不利なのに、10㎞で21秒というのは相当に大きな負担・タイムロスと言えるのではないか。

もう選手としては「こっちくんな」である。

今回の研究はオートバイの場合だが、ひょっとしたらチームカーが横にいるときも同じように選手にとって不利になるのであろうか?横風のときは楽だろうが、それ以外はどうなのだろう。車の場合は全く逆に結論になったりするのだろうか?

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