新車、Raleigh(ラレー)CLB Club Sportの感想・レビュー
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先日報告したが、新しい自転車が納車された。それが英国ブランドのRaleigh(ラレー)の実用車CLB Club Sportだ。
通勤・通学・買い物・カフェ巡りなど日常的に使える実用車であるため、感想どうこうも特に期待されていないだろうが、まぁ参考にしたい人はどこかにいるかもしれないので少し書いておこうと思う。
乗り心地について
これまではママチャリとしてサイクルベースあさひで購入した1万5000円ぐらいのごくごく普通のママチャリを乗っていた。だいたい駅までの通勤がメイン用途。
そんなママチャリと比べると、このラレーCLB Club Sportは乗り心地が硬い。
サドルは合皮でロードバイクやクロスバイクに比べると厚みがあるタイプだが、それでもサドルそのものがママチャリのサドルと比べると硬めである。
加えて、仏式バルブのタイヤにしっかりと空気が入っているため余計に乗り心地が硬く感じられる。
そしてフレームの素材や設計そのものが実用車でありながらも「走るための」設計になっているため、「快適性と安さを最大限に優先するための」設計であるママチャリと比べると、「しっかり感」が別次元。立ち漕ぎ(ダンシング)をしても、ママチャリのように力が逃げていくような感じが少ない。
ロードバイクやクロスバイクに乗ったことがない一般人がいきなりこのラレーCLB Club Sportに乗ると、おそらく「尻が痛い」とか「乗り心地悪い」とか感じるのではないだろうか。いや、絶対そう感じると思う。
逆にクロスバイクなどに乗っていた人は、「まぁこんなもんか」とか「クロスバイクほどは硬くないな」と思うだろう。このへんはもう体の慣れである。
車種的にはクロスバイクとママチャリの間ぐらいという感じだが、乗り心地という点ではかなりクロスバイクに近い乗り心地である。
走行性能:しっかりしてるからこそしっかり走る
重量は12.2kg(480mmサイズの公称)で、ママチャリよりはかなり軽い。ただ、クロスバイクやロードバイクと比べるとやはり重い。ロードバイクの軽さに慣れた人間が持ち上げると「重っ」と思うだろう。
だがママチャリとして考えるならば十分に軽い。
なのである程度スピードに乗ってしまえば軽快な走行感。この点はママチャリとは全く違う。普通のクロスバイクと同じように走ることが可能だ。一般的なクロスバイクと並んで十分走れるだろう。
上述の乗り心地の硬さとは、言い方を変えれば全体的な「しっかり感(剛性)」を獲得できているということでもあり、それがママチャリよりもずっと上の走行性能を実現させていると言える。平地ならばクロスバイクの友達と並んでサイクリング(時速20km前後で走り続ける)ということは十分可能なぐらいには走る。登りはさすがに普通のクロスバイクほうがちょっとだけ楽かもしれない。
ハンドルとペダルについて
ハンドル幅はママチャリと比べるとやや狭いかもしれない。MTBはもちろんクロスバイクのハンドルと比べても、ひょっとした1cmか2cmぐらい幅が短いかもしれない。この点で違和感を覚える人はいるかもしれない。ただ、だからといって操作性が悪いとか危ないとかではない。単なる慣れの問題だ。
またペダルはママチャリのようなしょぼいプラスチック樹脂のようなものではなく、しっかりとした金属製のペダルである。金属なので頑丈で長持ちする。長年乗ることを考えるとやはり金属製が安心だ。
これが踏み込んだときの「しっかり感」に貢献している要素の1つでもあるが、靴の種類・底の形状によっては、滑りやすくペダルから足が離れることが多くなるかもしれない。つまり靴によっては使いにくいペダルだと思うことがあるだろう。
もしそう感じたならばペダルだけ交換できるので、お店で相談してみると良いだろう。別のペダルをつけると良い。普通のスニーカーならば問題ないと思うが、ヒールや高級な革靴などの場合はペダルとの相性が悪いと感じることがおそらくあるはず。
自転車のサイズと適応身長
ラレーCLB Club Sportにはフレームのサイズが480mmと530mmの2つがある。ブタが購入したのは480mmだが、身長160cm以下だと480mmサイズでサドルを一番下にしても乗る(またがる)のはちょっとつらいかもしれない。特に155cm以下の人はおそらくかなりしんどいと思う。
保管方法
素材がクロモリということで、乱暴にいうと鉄である。鉄は錆びやすい。よって家での保管はやはり屋内が理想的だ。
もし外に置いておくならば、できるだけ雨に濡れない場所で、自転車カバーをかけて保管しておきたいところ。台風などで長時間びしょ濡れになる事態は避けるべきだろう。
まとめ
以上、簡単にラレー(Raleigh)CLB Club Sportの感想を書いたが、一言でまとめると「きちんと作られたしっかり走る自転車」である。
ただママチャリしか乗ったことのない人がこれに乗り換えると、乗り心地が悪いと感じるだろう。そこはもう慣れである。
写真では伝えにくいが、専用の特別デザインの泥除けやチェーンガード、そしてフレームの綺麗な塗装などやはりただのママチャリとは美しさのレベルが違う。
またクイックリリース式なのでパンク修理や掃除も容易である。
ママチャリからの乗り換え、ロードバイク乗りの日常の足、散歩用のバイクとしておすすめの一台だ。