Pirelliから新チューブラータイヤ「P Zero Race Tub SL」が登場。チューブにポリウレタン系熱可塑性エラストマー、10%軽量化
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5/8から始まるジロ・デ・イタリアを前に、Pirelliからプロ御用達チューブラータイヤとしてその最新作であるPirelli P Zero Race Tub SLが登場した。
Pirelli公式サイト:Pirelli P Zero Race Tub SL
After two years of development we’ve taken the input from the pros and put it into our new P Zero Tub SL, creating a light weight tyre without compromise made by and for professional cyclists.#PZero #PirelliCycling https://t.co/4R2RGkZp7G
— Pirelli (@Pirelli) April 27, 2021
製品概要
チューブラータイヤとしての新型P Zero Race Tub SLの最大の特徴は、そのインナーチューブだ。
チューブラータイヤはチューブがタイヤに最初からくっついているものだが、そのチューブは普通はブチルまたはラテックス素材である。
しかし、新P Zero Race Tub SLはインナーチューブの素材にポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)を採用。これにより、旧モデルと比べて10%の軽量化に成功した。旧モデルの28mmサイズと比べると前後合わせて100g近い軽量化となる。
この素材と同種の素材を使うチューブとして有名なのは、最軽量チューブを謳うTubolitoだろう。
その特徴は、抵抗の低さと耐パンク性能を備えつつも、かなり軽量に、かつ、ラテックスチューブと違い空気が逃げにくい性質を持つ点だ。
まさにそんなTubolitoのチューブと同質のチューブをPirelli P Zero Race Tub SLが採用したと言えるだろう。
Pirelliのタイヤを使うワールドツアーチームは、Trek-Segafredo、AG2R Citroën、そしてTeam BikeExchangeの3チームだが、おそらくジロ・デ・イタリアで使われるはずだ。
・タイヤサイズは1つだけで、700×26~28のみ
・重量は275g
・ケーシングはCorespun, 320tpi
・価格は1本120€(約1万5700円)
・5月後半に一般販売開始予定?
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