Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
第17ステージはコースの最後にヤバイ山岳が用意された、見た目以上に苛酷で難しいステージだ。雨ではなく快晴の1日となったが、エースらの走りも快晴となったのか?
目次
標高的にはさほど衝撃的な山岳ステージという風に見えない。しかし、最後の2つの1級山岳がなかなかに曲者だ。特に最後の1級山岳セガ・ディ・アラは全長11.2kmで平均勾配9.8%!しかも、その後半部分は、平均勾配10.4%で最大勾配17%の激坂区間もあり!
休息日にしっかりと調整ができなかった総合勢はおそらくこの最後のセガ・ディ・アラで力尽き、大きくタイムを失うだろう。
タイムトライアル以外でハンドルに肘を乗せる疑似TTポジション禁止ですが、無意識でやっちゃうよね(笑)。#jspocyclepic.twitter.com/gJ4KNsvjB2
— てんげるまん🌀tengelmam (@fcbliebe1900) May 26, 2021
おぉ危ない危ない。ギリギリセーフ。
Remco rolled along the barrier. #Giro104 pic.twitter.com/Oxx7DC93IW
— CyclingTips (@cyclingtips) May 26, 2021
Assim foi a queda de @EvenepoelRemco #giro #giro2021 #giro104 #ciclismonaespn pic.twitter.com/DVOH8yKdJx
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) May 26, 2021
目前での落車を避けるべくコントロールしたが、なんとガードレールを乗り越えて落ちてしまう。
だがこの後はしっかりとバイクにまたがり走行開始。骨折などはなさそうだが、せっかく癒えた腰は大丈夫なのか?病院での精密検査を受けたほうがいいと思うが・・・ちょっとレース後の詳報待ちだ。
今日最も積極的に走り、そして最も強かったのがISRAEL START-UP NATIONのダンマーことダン・マーティンだ。
最後の1級山岳セガ・ディ・アラの前から上の画像のように逃げに乗り、同山に突入。そしてその直後に爆走を開始する。まるでコンタドールを思わせる長時間のダンシングでガンガン加速し、周囲を薙ぎ払って独走開始!
ダンマーはそのままゴールまで快走を続けるが、そのころベルナルらの集団ではとんでもないことが起こっていた。
残り4㎞で、サイモン・イエーツがあのかっこいいダンシングで加速し、ベルナルもそれについていく。だがしかし・・・
なんと残り3.1㎞で、マリア・ローザのエガン・ベルナルが遅れてしまう!
前をいくのは、ステージ優勝を狙うDeceuninck-QuickStepのジョアン・アルメイダと、第16ステージで大きくタイムを失ったサイモン・イエーツ、そしてベルナルのチームメイトのダニエル・マルティネス。
ベルナルが遅れたことがわかると、サイモンとアルメイダは一気に加速。特にサイモンはベルナルとのタイム差を少しでも詰めることができ、しかも他のライバルも遅れているため総合3位を狙える位置へ戻るための千載一遇のチャンス!うおおおお!
ダニエル・マルチネスがベルナルを鼓舞!右手の拳を握りしめながら、ベルナルに激を飛ばす!熱い友情!
その後どうなったかはこの動画でどうぞ。
🇮🇹 #Giro ¡Hoy el Giro se pintó de verde, blanco y naranja!
— Ciclismo Internacional (@CiclismoInter) May 26, 2021
Primer triunfo irlandés en esta edición que corrió a cargo de Dan Martin (INS), quien llegó así a meta:
pic.twitter.com/vYWUm8jRhn
俺のダンマーキタ――(゚∀゚)――!!
これでダン・マーティンは全てのグランツールでステージ優勝を達成。ハットトリックだ。
そしてアルメイダは惜しくも2位。ガチで狙いにきていたステージだったが、ダン・マーティンにしてやられた。彼と同じ逃げに乗っていれば勝てていた?
そしてサイモン・イエーツが3位。結局ベルナルはサイモンから1分近く遅れてゴールとなった。
サイモン・イエーツは今春にこの登りを試走してたのが良かったのかもしれない。というか試走するぐらいだから、最初からここを勝負どころとして狙っていたのだろう。つまりもともとサイモンが得意なコースだったと考えるべきか。
この結果、総合順位はどうなったか?下記の項目で確認してもらいたい。
順位 | 選手名 | チーム | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|
1 | Egan Arley BERNAL GOMEZ | INEOS GRENADIERS | 71:32:05 | 00:00 |
2 | Damiano CARUSO | BAHRAIN VICTORIOUS | 71:34:26 | 02:21 |
3 | Simon Philip YATES | TEAM BIKEEXCHANGE | 71:35:28 | 03:23 |
4 | Aleksandr VLASOV | ASTANA – PREMIER TECH | 71:38:08 | 06:03 |
5 | Hugh John CARTHY | EF EDUCATION – NIPPO | 71:38:14 | 06:09 |
6 | Romain BARDET | TEAM DSM | 71:38:36 | 06:31 |
7 | Daniel Felipe MARTINEZ POVEDA | INEOS GRENADIERS | 71:39:22 | 07:17 |
8 | João ALMEIDA | DECEUNINCK – QUICK-STEP | 71:40:50 | 08:45 |
9 | Tobias S. FOSS | JUMBO-VISMA | 71:41:23 | 09:18 |
10 | Giulio CICCONE | TREK – SEGAFREDO | 71:43:11 | 11:06 |
11 | Daniel MARTIN | ISRAEL START-UP NATION | 71:45:42 | 13:37 |
12 | George BENNETT | JUMBO-VISMA | 71:51:13 | 19:08 |
13 | Pello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA | BAHRAIN VICTORIOUS | 71:59:35 | 27:30 |
14 | Koen BOUWMAN | JUMBO-VISMA | 71:59:48 | 27:43 |
15 | Davide FORMOLO | UAE TEAM EMIRATES | 72:01:22 | 29:17 |
マリア・ローザ(総合首位) | Egan Bernal |
マリア・チクラミーノ(ポイント賞) | Peter Sagan |
マリア・アッズーラ(山岳賞) | Geffrey Bouchard |
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞) | Egan Bernal |
サイモン・イエーツが総合3位に復帰!2位のダミアーノ・カルーゾとの差も1分ほどに縮めてきた。明日は平坦ステージだが、第19ステージと第20ステージは連続で山岳ステージ。
第19ステージは昨日の記事で書いたように、先日のイタリアのロープウェー落下死亡事故を受けてコースが変更になった。
当初のコースと比べて難易度が下がったとはいえ、それでも1級山岳が最後に登場するステージである。そしてなんといっても最後の山岳決戦となる第20ステージがヤバい。
これである(呆れ)。
この第19&20の2日でベルナルが遅れ、サイモン・イエーツが調子を上げてきた場合、ひょっとしたら・・・の可能性が見えてくる。ただ、ベルナルはTTも苦手ではないので最終日の個人TTを考えれば、まだまだベルナルの優位性は揺るがないが。
明日はスプリンターにとって最後の日。順当にいけばピーター・サガンのマリア・チクラミーノが確定するはず。ゴール手前の登り(標高235m)でBora-hansgroheがしかけて、サガン以外のスプリンターをふるいにかけるか?といっても、もうピュアスプリンターはほぼリタイアして残っていないが・・・
ダニエル・マルティネス、あんなに熱い男だとは思いませんでした。彼の中のマディオ監督のおかげでベルナルはなんとか踏みとどまりましたね。
これが休息日明け特有のバッドデーなのか、本当に調子が下り坂なのか・・・
自分でフラグが立ったとか言っておきながら、まさかこんなことが起きるとは思いませんでしたね。
もはや「南区のフラグハンター」と改名しても許されるのでは?(誰に)
それにしてもあのダニマルのゲキは良かったブヒね。やはりコロンビアの盟友の絆か・・・
ていうかあの場面であれだけの元気があるダニマルも強すぎるブヒねぇ。ベルナルを置いて最初から本気で走ればたぶんステージ優勝できてたのでは・・・
ベルナルは今日の平坦ステージでどこまで調子を戻せるか、回復できるかがポイントになりそうブヒね。
実に面白い攻防でした!
ワタシはダン・マーティンのあの独特のペダリングフォームを堪能できたし優勝したしでもらい泣きf(^^ゞ
イエーツのダンシングもいい具合だったし、アルメイダの超速ケイデンスも凄かった!
それにしてもイネオスの戦闘力は強力ですね。ベルナルも(このステージは冷やっとしましたが)もちろん強いんだけど、イエーツやアルメイダとの最大の違いはチーム力かなぁと。
アルメイダについてはもしレムコ・イヴェネプールのアシストではなく、アルメイダがエースとして参戦していれば・・・と思ってしまうのはあるブヒね。
イネオスはダニエル・マルティネスの獲得が大成功という感じブヒね。同じコロンビア人としてベルナルの精神的な支えにもなっているのかも。
アルメイダの起用方法については全く同感!
イヴェネプールシフトじゃなければアルメイダは総合争いしてましたよね、きっと。
あの苦しそうな表情は演技なのか素なのか^ ^;
もうダメかと思わせて追い上げる力は大したもの。昨年、マリアローザをキープし続けたのは伊達じゃないです。
アルメイダは苦しそうな表情しながらも粘る選手ブヒね。ひょっとしたら表情ほどしんどくないのかも?
アルメイダは移籍の噂があるけれども、さてさて一体どこのチームにいくのか・・・
あの大物代理人がどう動く?