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アメリカ

T.J.ヴァンガーレデンが引退へ

ティー・ジェイ・ヴァン・ガーデレンが引退へ

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現在チームEFで走るアメリカ人選手、ティジェイ・ヴァン・ガーデレン (Tejay van Garderen。通称TJ)が引退を発表した。チーム公式ツイッターを見て欲しい。

実際に引退するのはもうすぐ行われるアメリカ国内選手権が終わってからという予定だ。

ヴァン・ガーデレンは、テイラー・フィニー、アレックス・ハウズらとともにアメリカ人選手としては最も成功したプロ選手の1人だと言ってもいいだろう。クライマーでありながらもタイムトライアルスペシャリストでもあり、そしてジュニア時代からの数々の栄光もあっていずれグランツール表彰台も狙えると期待されていた選手だった。

プロとしてメディアに大きく登場し始めたのは、おそらくマーク・カヴェンディッシュやアンドレ・グライペルを擁した常勝チームのHTCハイロード時代(2010~2011)だろう。そしてその後は、BMCに移籍。ブタとしてはこの時代の印象のほうが強い。2014年のツール・ド・フランスでは総合5位という堂々の成績を収めている。

今回の引退発表に際して本人は次のように述べている。

“I can understand why a lot of people are probably going to be left wanting more,”

訳「なぜ多くの人がワシに期待を寄せたままなのかもわかっているんよ」

“Because they saw the results I achieved at a really young age. I stayed consistent for a number of years at a high level, but I never really broke through to that next level. That’s what people wanted to see. I understand that. That’s okay for them to want because people like their winners.”

訳「それはワシの若い頃の栄光を知ってるからやね。ずっと高いレベルで走り続けてきたからね。でもさらなる高みへの成長は全くできなかった。みんなそれを期待してたんやけどね、ワシもそれはわかってる。みんながそういうのを期待するのもわかる。同じアメリカ人が勝つのを見たいからね」

そして引退を意識したきっかけはやはり衰えと、自身の選手としてのレベルの頭打ちだったとのこと。自分の仕事場である難関山岳コースでもはや先頭集団に居続けることができなくなっていることに自分の限界を感じていたようだ。一方で、アルベルト・ベッティオールやヒュー・カーシーのような新しいスターがチームEFに誕生したことが嬉しいとも言う。

プロトンのファッションスターだったテイラー・フィニーは30歳前に引退、そして今回は32歳でヴァン・ガーレデンが引退とどちらも早い引退のように感じられ寂しく思われるが、近年は新世代のアメリカ人選手がどんどん誕生しつつある。Jumbo-Vismaのスーパークライマーのセプ・クスはもちろん、UAEのブランドン・マクナルティやTrek-Segafredoのクイン・シモンズらもその成長に期待できる。

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