ゲラント・トーマスのツールのリタイアは?今日チームと話し合い
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今年の2021ツール・ド・フランスでは、イネオスがまさかの大苦戦。もちろん当初からJumbo-Vismaのプリモシュ・ログリッチとUAEのタデイ・ポガチャルの一騎打ちだろうとは言われていたが、それでもイネオスのエース、ゲラント・トーマスとリカルド・カラパスもある程度はその間に食い込んでくるのではないかと予想されていた。
しかし本来なら総合エースであるはずのゲラント・トーマス(通称「G」)は、一昨日の第8ステージでは登れないスプリンターであるマーク・カヴェンディッシュらといっしょにグルペットでのゴール。下手したら、イネオスのエースが山岳ステージでタイムアウトで失格という事件になるところだった。
そんなGは、ツールからの撤退もあるのではないか?
情報源:Thomas undecided about continuing Tour de France despite Tignes fightback
というのも、 東京五輪に照準を合わせるならもう狙えないツールを早々にリタイアして、五輪に向けた回復と調整に努めるほうが良いからだ。実際、第8ステージ終了後はかなり自身のパフォーマンスに失望していたようだ。
しかし、第9ステージの朝にチームバスでコーヒーを飲むとだいぶ気力も復活。やる気が起こったらしい。そして実際第9ステージでは、カパラスのために集団牽引に参加している姿も見られ、19位でフィニッシュ。第8ステージとは大違いだ。
そんな姿からすると、自身の総合優勝は諦めていてもチームメイトのために働こうという意思が感じられる。そしてひょっとしたら今後の山岳ステージでステージ優勝を狙うかもしれない。
そして昨日の夜か休息日の今日にでも、今後どうするかについてチームと話し合いした(する)ようだ。
その話し合いの結果、ツールをリタイアするのか、それともカラパスのために、そして自身のステージ優勝のために走り続けるのか判断がくだされる。
エースクラスの選手がチームのためにアシストに徹する姿もグランツールの魅力の一つですよね
特にイネオスはそのへんずっと前からチーム内で方針が徹底されてるようブヒね。
変に忖度(?)はしないで、明確な役割分担と現場での結果で関係性を決めるというのがいかにもプロらしくて良いブヒね。