ロードバイクのタイヤは28cの時代に突入か?モン・ヴァントゥでVisionの新ホイールMETRON 45SL DISCを28Cで使用。ツール2021第11ステージ
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昨日の第11ステージのレース中にブタがつぶやいていたニュースの1つが、Visionの新ホイールMETRON 45/60 SL DISCのネタ。
今日のJumbo-Vismaのホイールは、シマノのデュラエースじゃなくて、非スポンサーのVision Metron 45 SL ディスク?
— ロードバイクのブタ(略RBB) (@BikeNewsMag) July 7, 2021
ちななみに同ホイールはカタログ重量1410gだが、実際は1270gらしい。https://t.co/gdspvojXcm#ロードバイク #ロードレース #ツール・ド・フランス #jspocycle #JSPORTS https://t.co/20z0X5Tpqx
バーレーン・ヴィクトリアスとEF-Nippoも、Visionの新ホイールMetron 45/60 SL Discなのね。タイヤは28cを使用中らしい。
— ロードバイクのブタ(略RBB) (@BikeNewsMag) July 7, 2021
本格的に28cの時代がやってくる?
38cまでもうすぐやね(錯乱#ツール #ロードバイク #ロードレース #ツール・ド・フランス #ツールドフランス #jspocycle #JSPORTS
すでにVisionの公式サイトでは、製品の紹介ページと製品情報ページが公開されているので、以下のリンクから飛んでほしい。現時点では日本語ではないが。
Vision:METRON 45 & 60 SL DISC WORLD PREMIERE AT THE TOUR DE FRANCE
Vision:METRON 45 SL DISC CLINCHER/TL WHEELSET、METRON 60 SL DISC CLINCHER/TL WHEELSET
これまで同シリーズのホイールには、30、40、55、81というリムハイトのホイールが展開されていたが、今回それに45と60が加わる。だったら40と55はいらないのでは?と思うのだが、その2つが45と60に置き換えられるのかどうかはわからない。
目次
Visionの新カーボンホイールMetron 45/60 SLの概要・特徴について
新作Metron 45 SLと60SLはどちらも28cタイヤに最適化された設計となっている。28cを履いたときが最も速い。
25cを履かせた40と比べると、28cを履かせた新作45はエアロ性能も向上してより速くなっているし、同時に向かい風の中での走行の安定性も増しているとのこと。
55と新作60との関係においても、これらエアロ性能の進化と安定性の向上は同じである。
全てにおいて28cを履かせる新作45と60のほうが速い。
なお公式カタログや公式サイトには重量が1390g (45の場合)と書かれているが、これは間違い。実際は1270gらしい。上のツイッターのリンク先を参照してほしい。
そしてこの新45より少しリムハイトが低い現行のデュラエースC40は約1400弱~1500強gなので、Visionの新45はエアロ性能がより上(であろう)で、さらにデュラーエースより約100g~200gほど軽いことになる。そりゃMetron 45 SLを使いたくなる。
→R9100・R9150デュラエースの全パーツの型番・重量データの一覧表
昨夜の2021第11ステージのモン・ヴァントゥでJumbo-Visma、EFーNippo、Bahrain Victoriousが28cで使用中
そして昨夜の「ダブル」モン・ヴァントゥとなった山岳ステージでも、28cタイヤを履かせたこの新作ホイールがチームEFとバーレーンの2チームによって使われていた。だからこそ、第11ステージに合わせてそれら新情報が公開されたわけで。
そして優勝したワウト・ファン・アールトとその所属チームJumbo-Vismaも、このVisionの新作ホイールを使っていたようだ。先日の休息日にこのMetron 45/60 SLを使っていたであろうことが、メディアによって写真に捉えられている。ハブにVisionのロゴがあったのだ。
EFとバーレーンはVisionがスポンサーなので当然だが、Jumbo-VismaのスポンサーはShimano。これまでは現行のデュラエースホイールを使うことが多かったが、モン・ヴァントゥではワウト・ファン・アールトも新人賞ジャージのヴィンゲゴーもおそらくこのMetron 45 SLを使っていたと思われる。実際ロゴが消されたホイールを使っていた。
Que registro!#Tdf2021 #ciclismonaespn pic.twitter.com/94KaTjXafR
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) July 7, 2021
EFとBahrainは公式スポンサーなのでタイヤも28cだっただろうと思うが、Jumbo-Vismaが28Cを履かせたのかは不明。だが、性能を追求してわざわざデュラーエースホイールを使わなかったとしたら、最速の28Cを履かせないのは非合理的だ。よってJumbo-Vismaも28Cだったと予想される。
ヒルクライムでも(だからこそ?)28C時代の到来か
上述のように魔の山モン・ヴァントゥを2回登るような鬼畜な山岳ステージでも28Cタイヤだ。
いくつかのエアロロードバイク、エアロカーボンホイールはすでに28cタイヤの使用で最適化されているものが増えてきつつある。そんな中で、今回のVisionの新作Metron 45/60 SLもそれに合わせてきた。
登りですら28cの時代になれば、平地も28cが主流になるのではないか?
25cから28cへの移行は思っているより早くやってくるのかもしれない。
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