ニルス・ポリッツの優勝の影にグライペルのアドバイスあり。2021ツール第12ステージ
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昨日の2021ツール・ド・フランス第12ステージは、レース前半で逃げの勝利が確定し、そしてそこから終盤にBora-hansgroheのニルス・ポリッツが10km以上を独走しての勝利。
そんな彼の勝利の裏には、実はおなじく逃げに乗ったチームイスラエルのアンドレ・グライペルのアドバイスがあったようだ。
情報源:Greipel passes on advice to training partner Politt in Tour de France breakaway
ニルス・ポリッツとアンドレ・グライペルは12歳の差だが、実は10年来旧知の仲で、ポリッツがプロになる前からいっしょにトレーニングをしていたほど。なんでも住んでた家がたった数キロしか離れていなかったようだ。
そして昨日の第12ステージではレース序盤から逃げようとソワソワしてたポイリッツに対し、グライペルは「冷静になってチャンスを伺え。タイミングを見極めろ。逃げで最強はお前や」とアドバイス。そしてその後には、
“I spoke to Nils before the finale to say I wasn’t going to close him down. Not that I didn’t want to go for the win myself, but it was quite clear that nobody was going to ride to the line with me. “
訳「終盤の前にポリッツに伝えたのよ、自分はもうついていくつもりはないってね。勝ちたくないとかじゃなくて、誰もスプリンターである自分には協力してくれないのが明白やったからね」
そして見事にその通りに優勝したニルス・ポリッツについて、グライペルはこう感想を述べる。
“He’s a really good friend, I saw him growing up,”
訳「ポリッツとはほんと親友やしね、彼が成長していく姿をみてきた」
“It’s really emotional when your training colleague wins his first stage of the Tour de France.
訳「いっしょにトレーニングしてた選手がツールで初勝利をあげるってのは、ほんと感動するで」