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昨日で実質的にタデイ・ポガチャルの2年連続ツール・ド・フランス総合優勝は99%確定した。ポガチャルはさらに、山岳賞でも逆転で首位にたち、そして新人賞でも首位のまま。
つまり、昨日で3つの賞を一人で独占することになった。これは昨年のツール・ド・フランスでも同じ。おそらく二年連続3賞独占で総合優勝となるだろう。おかしなことやってますわ。
そして今日の第19ステージは平坦ステージで難易度1。昨日までの連日の山岳ステージがポガチャルのためのステージ群だったとすれば、この第19ステージはぶっちゃければ、マーク・カヴェンディッシュのためのステージだ。全てはカヴェンディッシュが勝てるかどうか、ただそれだけに注目が集まる。なにせエディ・メルクスの史上最多勝記録を更新できるかどうかがかかっている。
そんな第19ステージのコースはこうなっている。
前半と最後に細かいアップダウンがあるが、プロからすれば完全にド☆平坦というレベル。しかもゴール前のラスト5kmほどはほぼ一直線。きついカーブは全くない。
その点でトレインパワーが劣るチームが波乱を起こせる可能性は少なくなる。さらにそもそも今大会ではもう現時点で有名所のピュアスプリンターがほぼ残っていない。みんなリタイアしてしまった。アンドレ・グライペルとヤスパー・フィリプセンぐらいか?
ただそうなると、多くのチームがイチかバチかの特攻をかける可能性が高くなる。そもそももう逃げるチャンスがまともにあるのは今日が最後。
スタート直後に20人~30人規模の逃げができるかもしれない。そうなればDeceuninck-QuickStepだけでは追い詰めきれなくなり、カヴェンディッシュが勝負にからむことができなかった・・・という展開もあり得る。ド☆平坦であるがゆえにそういう危険性もあるステージだ。
それを見越してDeceuninck-QuickStepからも逃げに1名か2名を送り込むことも想定できるが、そうなると余計にDeceuninck-QuickStepがプロトンを牽引することはなくなり、逃げとの差はほぼ確実に縮まらないだろう。
そうしたことを考えれば、スタート直後の逃げにDeceuninck-QuickStepがどう動くか、逃げにチームメイトをのせるかどうかが重要になってくる。
もしのせてくれば、もうDeceuninck-QuickStepはその日はただのサイクリング。すなわちメイン集団は完全に勝負を放棄、となるかもしれない。スタート直後のDeceuninck-QuickStepが全てを決める可能性が高いのではないか。
あとはカヴェンディッシュとマシューズの中間ポイント争いだが、大集団の逃げが決まれば彼らが全部のポイントを奪ってしまう。その二人が中間スプリントを争ってももらえるポイントはなくなっているため、争うだけ無駄。その場合も1日中ただのサイクリングとなること必至。
特に後半戦になってイネオスのチグハグさが目立ったなぁと
せっかく3枚4枚いるのに、結果ポガちゃんを引いてどうする?っていうトレインで最後は見事に粉砕されてるんだもん、な〜にやってんだよ〜と画面に向かって嘆いてました…(T.T)
あとは、せっかく積み上げた山岳ポイントをサクッと逆転されたプールス… 気の毒でならない(T.T)
まぁ今年はとにかくポガチャルが強すぎたしか言いようがないブヒね。
しかもツール前半でタイム差がつきすぎたので、イネオスの誰かが逃げてもポガチャルは追う必要もなく。
たとえカラパスとのタイム差がついても、最後はTTで逆転できるという計算も・・
もうどうしようもなかったブヒね。
来年のベルナル(たぶん)に期待ブヒね。