デュムランがロードレースの継続を明言。東京五輪タイムトライアル後のコメント
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昨日行われた東京オリンピック男子タイムトライアルで銀メダルに輝いたトム・デュムラン。誰もが覚えているだろうが、彼は今春からしばらく精神的な静養を求め、そして自分の未来を考えるための時間を設けるためロードレースから一旦身を引いていた。
だが6月のツール・ド・スイスでレースに復帰。そして五輪のタイムトライアルに照準をあわせてトレーニングを重ねてきた。
そんな彼にとって今回の銀メダルは復帰後の「初勝利」といってもいいであろう。本人も「(自分にとって)金メダルと同等の価値がある」と表現している。
そんなデュムラン(大)がレース後にオランダメディアNOSに語ったコメントを紹介しておく。
情報源:Tokyo Olympics: Time trial silver as good as gold for Tom Dumoulin
“I was happy to be a cyclist again. That’s what I told my team also. I’m continuing. How exactly we do it, we still need to talk about it with the team.”
訳「またロードレースに戻ってこれて幸せだったし、チームにも同じことを言ったよ。ロードレースは続けるよ。あとは今後どんな目標を決め、どんな普通に活動していくかをしっかりと決めること、それをこれからチームと検討していく予定や」
“I will continue. I’ve decided over the past few weeks that I really like it this way. I discussed my own path with the squad. How are we going to shape this towards Tokyo and towards the future? I like it very much in this way,
訳「ロードーレースは今後も続けるわ。ここ数週間に決着をつけたことやけどね、やっぱりロードレースがほんと好きなんよ。チームとも自分の今後を相談し、東京五輪そしてその後の目標に向けてどうトレーニングをしていくかを話し合ってきたわけ。こんな風に目標を定めそれに向けて努力するロードレースが大好きよ」
今回の五輪銀メダルは彼にとってかなり大きな価値と意義を持つものになったようだ。完全に迷路の暗闇から抜け出した感がある。ふっきれたというべきか。
まだ具体的な今後の目標やレース日程は決まっていないが、今年の世界選手権には出場する意向があるようだ。ただそのコースは彼向きではないが。それでも出場する気持ちがあるということは、来年の再びの飛翔に向けた助走の一環という意義を見出しているのかもしれない。
よかったですねぇ、デュムランがまたやる気出してくれて。
TTで銀が決まった後にチームのところに戻った際、ファンフルーテンとハグしたり、アナちゃん(二人は確か2017年のオランダのサイクリスト・オブ・イヤー)とグータッチしてる様子は、ほんとホッとしたというか、憑き物が落ちたような穏やかさがあって、それ見てこっちも嬉しい思いを抱きました。
五輪TTは、デュムランが精神的に復活したのが一番大きな収穫?だったかもしれないブヒね。
Jumbo-Vismaとしても一安心という感じかも。ログリッチも来年のツールのアシストを確保できてニッコリ?
あとログリッチもこの金メダルが不幸だったここ2年の呪いから解き放ってくれそうな感じになるといいブヒね。